2009年12月17日 (木)

中央アジアで、でっかい秋を見つけた!!~中央アジア5カ国大周遊~

ニヤゾフ大統領像(トルクメニスタン) 先日、「中央アジア5カ国大周遊17日間」から帰国致しました。
このコースはウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタンの5カ国を1度でご案内すると云うユーラシア旅行社の中で、とても人気のあるコースです。

夏も終わろうとし、束の間の秋そして冬に移ろぐ季節の中での今回の旅は、綺麗に黄葉したポプラの街路樹が大地を彩り得も言えぬ風景が何処までも続いていました。そして遥か向こう側に連なる天山山脈には雪が被り、冴え渡る青空とのコントラストが最高に綺麗で、車窓に広がる景色は見ているだけで郷愁を感じずには居られませんでした。Kouyoukazafu_3

このような情景の中、旅はカザフスタンのアルマトイから始まります。中央アジアの中で3大都市に数えられるだけあり、大都会です。 まず印象的だったのは(これはカザフスタンに限らず、他4カ国もですが。)、 ロシア系のDNAを持った人達とアジア系のDNAを持った人達が共存している点です。其処には、民族間の闘争や差別などがあるようには、少なくとも私には見えませんでした。
過去に旧ソ連による社会主義体制があった為、キリスト教徒とイスラム教徒の人々が調和を持って生活している 社会があり、異教徒同士がいがみあう構図にやるせなさを感じている私にとっては、心地よい衝撃を与えてくれるものでした。本当に素晴らしいことです。

今回の5カ国の中で一番強く印象に残ったのはトルクメニスタンの観光でした。
トルクメニスタンと云えば、やはりまずはニヤゾフ元大統領による独裁主義でしょう。中央アジアの北朝鮮などと揶揄されることもしばしばですが、2007年にニヤゾフ大統領が亡くなってからは、だいぶ情勢も変わってきているようでした。前ニヤゾフ大統領は自分の像や肖像画を街中の至る所に設置することが多かったのですが、現大統領はあまりそれが好きではないとのことで、今ではニヤゾフ大統領の像も撤去され始めているそうです。写真は残り少ないニヤゾフ像のひとつです。 首都のアシュハバードには白い大理石がキラキラに輝くビルが多く建ち、国の繁栄をまるでアピールしているかのように見えます。なんとも形容しがたい、近未来の風景が其処には広がっていました。トルクメニスタンでは、ユネスコ世界遺産にも登録されているメルブ遺跡もじっくり回ります。様々な時代の遺構を同時にご覧いただけるのが醍醐味です。

島国に住む私たち日本人にとって、海外は「海の向こう側」です。
その為、当然ながら出国や入国は船や飛行機などの交通機関を伴うことが必至になります。
しかしながら、中央アジアの旅では幾度となく国境を全て自分の足で踏みしめて進んで行きます。
其処には、驚きや新しい発見があります。野菜や家電を持って、国境を越えていく人々を見てると、国境越えが生活の一部になっていることを窺い知れます。国境は人間によって引かれたラインでしかなく、地球は一つなんだ!自分はきっと何処までも歩いて行けるんだ!と勇気を与えられる旅となりました。
ご自身の足で国境越えをする旅。きっと皆様にも興味深い何かをもたらしてくれるでしょう。(高山勝也)

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