2009年12月10日 (木)

雲南最北部、シャングリラの向こうに聳え立つ山・梅里雪山(中国)

Koyoshangurira_6 先日、雲南省大自然紀行~シャングリラ・梅里雪山・濾沽湖~の添乗より戻りました。10月半ば、山は紅葉に彩られ、絵の具のパレットのように彩豊かな山と秋の澄み渡った青い空とのコントラストが美しく、窓にへばりついて景色を楽しんだ方もたくさんいらっしゃいました。移動中、くねくねの山道を上ったり下ったりするごとに赤や黄、橙色の木々が私達を楽しませてくれ、また、紅葉した山の向こうには白い雪を被った峰々が聳えるという雄大な景色を毎日楽しむことができました。

Bairisetsuzan_7 雪を頂く5000~6000メートル級の山々に見とれる毎日。紅葉した木々に囲まれた車一台通らない道で、無言で無我夢中にシャッターを切る音だけが響く、まさに大自然を体感した旅でした。15日間で雲南省の自然を満喫するこのコースは、毎年高山植物の咲く6~7月と、空気が澄んで高峰がはっきり見えるチャンスが多くなる10月が大変人気の時期です。実際10月半ばに出発した私達も、「山を見るならこの時期まちがいなしだね!」という声が上がるほど、納得の景色ばかり見ることができました。特に印象に残っているのは、雲南省の最高峰である梅里雪山(6740メートル)の姿。

ユーラシアの旅では、雲南省の北部、香格里拉(シャングリラ)を更に奥に進んだところにある徳欽(とっきん)の町(標高約3200メートル)で、梅里雪山が目の前に聳えるホテルに宿泊して朝日を臨みます。早朝、まだ真っ暗な中ホテルの屋上で、梅里雪山を見つめながら朝日を待ちます。最初は薄闇でうっすらしか見えなかった山も、だんだんその姿を現し、私達の背後から昇ってきた太陽の光を受け、梅里雪山の真っ白な万年雪に光が当たります。その光は、ろうそくの火のように煌々と、ゆっくり、鋭くとがった峰を照らしていて、まるで照らされた山以外の場所がすべて暗闇のように思えるほどでした。
あの頂を目指し登頂に挑んだ17名の日中登山隊の魂を追悼する気持ちで、朝食の時間までずっと目の前の光景を見ていました。

最高峰、カゴボ峰の下には、遠くからでもはっきりと確認できる”明永氷河”と名づけられた氷河があります。Mineihyouga_4 ツアー中、明永氷河まで、約3時間のハイキングをしました。上りはけっこうきついところもありますが、登りきると目の前の氷河から吹いてくる涼しい風がとても心地よく、疲れを吹き飛ばしてくれました。もっと近くで見たい場合は、もう30分くらい登ると展望台があり、より近くで氷河を見ることが出来ます。 また、晴れると氷河の上に聳えるカゴボ峰を見ることが出来ます。雲間から少しだけ顔を出すカゴボ峰の姿を、今か今かと待ちわびながらの30分ハイキングはあっという間で、展望台からの眺めはため息が出るほど美しいものでした。

毎日、雲南省の大自然に目が離せない14日間。ユーラシアの中国への旅で、唯一このコースでのみ訪れる天空の湖・濾沽湖を訪れた際も素晴らしい晴天に恵まれました。12メートルの透明度を誇る濾沽湖はいっそう透き通り、舟に揺られながら湖と空の美しさを楽しみました。美しき山や川、湖や木々を見て、中国の自然のスケールの大きさを実感した旅でした。(奥谷)

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