2009年12月 7日 (月)

シネマの世界へ溶け込む(フランス)

木々が色付き始めた黄葉の頃、10月15日発「南西フランス、絵のような風景へ 13日間」に行ってまいりました。St_jean_pied_de_port_4 独自の言語や文化を持つバスク地方の海辺の町からフランスの巡礼路にある小さな宿場町といった時間が止まったかのような村々。セピア色の写真を切り出したかのような煙突から煙が立ち昇る石積みの家、小さな村のサイズにあった素朴なロマネスクの教会。どこを切り取っても絵になるような風景の連続でした。

フランスでは、これといった観光名所があるのではないけれども、中世の頃から変わらない調和の取れた古い家並みなどが残された村で一定の基準に達すると「フランスの美しい村」に認定されます。 今回のツアーでは、美しい村に認定された村々をいくつも見てきました。Cordes_sur_ciel_4 それはまるでセピア色の映画の世界を歩いているかのような蜂蜜色の石造りの家並みの村。石畳の道を歩いていたときに覗いた人気がない骨董品屋は私を不思議の世界に入り込んだ感じにさせました。村の名前 に“赤”を意味するルージュがつく村では、その名の通り赤い石で造られた家が建ち並び、可愛らしく、それが自然の石のため雨に濡れたとき、一層赤みを帯びたことに感動しました。特段の歴史的建物や遺跡、観光名所ではなくても、村並みだけで心が満たされる思いでした。

なかには、歴史的建物や名所・名物となるものも備えている美しい村もあります。 Conquesmorningsmogblogte_3 特にフランス南西部に通っているサンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の村。  そこでは昔も今も巡礼をする人たちが訪れ、旅籠があったり、聖人の聖遺物が奉納されていたり。また、そうした村は、もともと聖人が人気のない場所での隠遁生活をし始め、聖人を慕う人々が集まり村となった歴史を持っていたりもするので、山里のなかや田舎に村はあるので、喧騒や商業的な街の華美がなく、質素で自然に囲まれているので、非常に心が落ち着きました。

特に印象深かったのはコンク。今回の出発日はそのコンクという巡礼路にある山中にひっそりと佇む美しい村に宿泊。ここでは天候条件がよければ、村を覆うような朝霧が立ち込め幻想的な景色を見ることが出来る場所。早朝、ホテルを出ると薄暗い村の中にもうっすらともやが。村を見下ろせる展望所では、朝霧に包まれたコンクの村が!そこには黄金色に輝く太陽が昇り、その光に照らされた朝霧は輝く黄金色のベールのように見え、それはとても美しい光景でした。

そうした知られざる素晴らしい小さな村々に、きらきら輝く質素な美しさのあるフランスは奥深い!Conques_2 フランスにはまだまだこうした知名度がないだけで素晴らしい魅力をもった村、中世の世界を歩く現実を体験できる場所といった見所があります。パリやモンサンミッシェルなど有名どころをご覧になられた方も、フランスの別な側面も見に行ってはいかがでしょうか。付け加えれば、フランス南西部は、食事がとっても美味しい地域でもあります。それも料理からスウィーツまで。様々な面で皆様をとりこにすることでしょう。(高橋景子)

南西フランス絵のような風景へのツアー内容はこちらから

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