2009年12月11日 (金)

ピンク色に染まるローズバレー(トルコ)

Rosevalley先日、「トルコ自然・歴史遺産と古都サフランボルを訪ねる」より帰国致しました。12日間で、首都アンカラから西トルコを時計回りに一周するイスタンブールまでの旅で、車窓からの風景の変化も楽しむことができます。初めはアナトリアの大地・小高い山や丘が広がり、コンヤを過ぎて地中海が近づくと木々が多くなり、ポプラ並木は黄色く、アメリカンチェリーの葉は赤色に紅葉が始まっていました。そして、“ヨーロッパとアジアの架け橋”であるボスポラス大橋を渡ると、6世紀のアヤソフィアをはじめとするモスクと近代の街並みが共存するトルコ最大の都市イスタンブールに到着します。

この旅で最も印象に残ったのは、カッパドキアのローズバレーです。

その名の通り岩全体がピンク色を帯びている谷で、周辺を1時間程度散策するというものです。歩き始めて30分、喉も渇き休憩をしようと思ったところに、生しぼりフルーツジュース屋さんがありました。オレンジとザクロがありましたが、全員日本ではあまり見かけないザクロジュースを注文。絞り器からコップに注がれるザクロの果汁は、輝くようなピンク色をしていました。独特な渋みもありましたが、ローズバレーで飲んだその味は格別!元気100倍で後半の道を進みます。
途中には、岩の住居跡や教会、岩壁に穿たれた無数の鳩の巣が見られます。鳩の巣が多くあるのは、ここで集めた鳩の糞を畑の肥料として利用していたからで、今は何もないこの谷に人々の暮らしがあったことがわかります。歩道の脇には、小花やベリーの赤い実、立派なぶどうが実っており、思わず口に入れてみると、期待していた以上の甘さで皆びっくり。
夕刻となり、雲も多く出ていましたが、時折姿を見せてくれるオレンジ色の夕日に照らされたローズバレーは更に赤みを帯び、燃えているように見えました。

Mevlana_2 また、今回の旅では、ユネスコの無形遺産にも指定されているイスラム神秘主義の一派メヴレヴィー教団のセマー舞踊も見学しました。礼拝の一環で、尺八のようなたて笛などの器楽の演奏に合わせ、白いスカートを着た男性たちがくるくると旋舞します。目を閉じ、天に向けた右手から神の恵みを授かり、地に向けた左手はその恵みを民に分配するという意味があるそうです。茶色の帽子は墓石を、白い服は天国の象徴で、この礼拝を取り仕切る1人が身につける黒いマントは墓を意味するそうです。
旋回している間は、最前列の席に座っていた私たちが寒さを感じるほど、まるで扇風機のように風が届きます。また、一回に付き5分以上は回っていますが、「目が回らないのだろうか?」という私たちの心配をよそに、然るべき時には全員がぴたりと旋回を終えます。

夜明けと共にモスクから鳴り響くアザーンが聞こえ、街を歩く女性の多くはスカーフをし、モスクを見学する時は私たちもスカーフをしてその雰囲気を味わうことで、日本から遠く離れたイスラムの国トルコに来ているのだと実感できました。 (鈴木)

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