2009年12月24日 (木)

泊まってわかるホテルや街の楽しみ(ポルトガル)

この度、ポルトガル世界遺産紀行より帰国しました。
「ポルトガル世界遺産紀行」は長期にわたって改良に改良を重ねたベストセラーコースです。お勧めポイントは沢山ありますが、今回は思い出深い宿泊地をご紹介します。 Bussaco_palace

まずは、ポルトガル中北部の町・ブサコで宿泊した宮殿ホテル。広大な森の中に佇むブサコパレスは、ポルトガル最後の国王が狩猟の為の離宮として使っていた事もある建物です。くねくねと緑の森の中を進んでゆくと、突然マヌエル様式と呼ばれる豪華な装飾を施した建物が見えてきます。とてもホテルとは思えない、正に宮殿そのままといった姿に歴史を感じます。通常のホテルでしたら到着後ロビーでチェックインの手続きする流れになりますが、ここブサコパレスではすぐに応接間に案内され、お茶とお菓子でのおもてなしが。大きなソファに座ってすっかりくつろいだ後は、晩餐の時間まで庭を散策したり部屋でくつろいだりと、それぞれ思い思いの時間を過ごします。この日は日本での生活を忘れ、王に呼ばれた客人のような気分で過ごす事が出来ました。

Obidosそして今回一番印象に残ったのがオビドスです。オビドスは城壁に囲まれた小さな町。これまでは散策の為に立ち寄っていましたが、あまりにも素敵な町なので、半年ほど前から宿泊する日程に改訂したものです。小さい旧市街なだけにホテルの数は少なく、あっても古くてぎしぎしと床がきしむような事もありますが、なんと言っても町を独り占めするかのような感覚!その素晴らしさを体験すれば部屋の不具合もご愛嬌で笑い話に変わるでしょう。夜のオビドスは、観光客でにぎわっていた昼間とはまるで違う町のようです。暗く静かな石畳の通りを犬が走り抜けてゆき、その飼い主と友人がおしゃべりしながら追いかけてゆきます。いつもの夜のお散歩コースなのか、ヒモをつけていない犬も彼らを誘導するかのように振り返りながら走っています。頭上には、クリスマスの為に町の人たちが飾った青い電球の、天の川のような輝きが。国民のほとんどがクリスチャンのポルトガルでは、クリスマスに向けて町をイルミネーションで飾るのです。星の形や花の形に飾られた沢山の色の電球。イエスキリストの物語を表す人形など、ここオビドスでもこの時期ならではの飾りが沢山飾ってありました。

朝のオビドスもまた素敵です。朝食前にちょっと散歩をしようと、城門の近くにある急な階段を上り城壁に沿って歩きました。Obids オレンジ屋根の並ぶ町を上から眺めながら、人気のない新鮮な朝の空気で深呼吸。あまりの気持良さに思わずヤッホーと叫びたくなりました。昨夜の天の川の道(メインストリート)はまだ歩く人の姿はなく、パンの配達の車だけが走っています。それぞれの家庭でパンの注文があるらしく、配達員はメモ紙を見ながらドアノブにパンの入った袋を次々とひっかけてゆきます。そのうちに、お土産屋やカフェがどんどんとシャッターを上げ始め、地元の人々の生活が垣間見られる朝の町から、観光客であふれる昼の町へと姿を変えてゆきました。
旅行に行く前は観光地ばかりをイメージしがちですが、実際に行ってみると、人々の暮らしや自然の美しさが忘れられない思い出になる事も多いと思います。いつもとは一味違ったホテルに宿泊する事で、増える思い出もお楽しみ下さい。
(関根三恵子)

ポルトガル世界遺産紀行のコースはこちら

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