2009年12月 3日 (木)

天上世界を走る青海チベット鉄道と今のラサ

Train 少し前になりますが、『西安・敦煌と青海チベット鉄道の旅 9日間』より帰国しました。
兵馬 俑博物館や敦煌、莫高窟、そして青海チベット鉄道に乗り、太陽の都、ラサへと、それはそれはメインディッシュばかりのお腹いっぱいツアーです。

でも、その中で一番印象深いのは、やはりチベットでした。私自身、約2年半ぶりのチベット。その前にも何度となく訪れた場所ですが、行く度に変わり行く風景などがとても気になってもいたからでしょうか。

標高2800mのゴルムドの朝は寒く、外は真っ暗。午前6時25分。ほぼ定刻通りに列車は出発。青海チベット鉄道に乗り、約1142km、目指すは太陽の都、ラサへ。
秋から冬にかけてのこの季節、空気はいつになく澄んでおり、目が覚めるような真っ青な空が広がっています。すっかり明るくなった車窓から飛び込んでくる雄大な景色に、次は何が来るか?!と常に興奮状態でした。舐めたら甘そうなクリームのように真っ白い雪に覆われた崑崙山脈。ココシリ自然保護区ではなんとチベットカモシカも発見。長江の源流、トト河はいくつもの川が絡み合いながら静かに流れ、世界の最高地点鉄道駅(5068m)、唐古拉駅を通過し、チベットの人々には神の湖と称されるツォナ湖は太陽の光を浴び、その反射でより美しく輝いていました。約15時間という長いようであっという間の天空移動は決して私達を飽きさせることなく聖地ラサへと到着しました。

Photo  新しい建物が増えたな・・・。来るたびに一番最初に頭に浮かぶ感想。車通りも随分激しくなっています。それがポタラ宮前に立った瞬間、不思議と他の建物など目に入らず、厳粛な雰囲気に背筋がピンっと伸びる気が しました。
それはチベット仏教の聖地ラサの持つオーラなのか?“世界の屋根”と呼ばれる高原地帯、私達の目にした美しい自然は、時に苛酷なまでに厳しい・・・その中で生活をしている彼等の信仰心はポタラ宮の周りやバルコルをマニ車を回しながら歩く人、ジョカン寺の前で五体投地をする老若男女、全ての人から感じ取られ、寺院ではバター灯香る中、彼らの祈りがいつまでも小さく響きわたっていました。いつ来ても変わらないもの、それは彼らの敬虔な信仰心だと思ました。(岩間)

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コメント

私は以前より、日本の北方領土が不正侵略されたのと同じく、中国に不正侵略されたチベット。漢民族の大量移住。チベット文化の弾圧。に非常に興味を持ち、また、チベットの動きに興味を抱いておりました。貴方がチベットに複数回行かれて、真のチベットの真実を見てこられたことに敬意を感じます。貴方がチベットで感じた急変の違和感にチベットの危機を伺い知る事が出来ました。しかし、聖地ラサジョカン寺のチベットの方々の文化の不変に安心致しております。また、チベットに行かれましたら、ブログを載せて頂ければ幸いです。

投稿: 五十嵐 範明 | 2009年12月 8日 (火) 14時33分

五十嵐 範明様

コメントを頂きまして誠にありがとうございました。
また次回チベットへ行く事がありましたら、現地で実際感じたことをお伝えできたらと思っております。
もし、機会がおありでしたらいつか是非再訪してみて下さい。きっとまた違ったチベットに出会えると思います。

投稿: 岩間 | 2009年12月14日 (月) 16時19分

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