2009年12月 8日 (火)

これぞ世界最高峰の絶景!(チベット)

先日、「青海チベット鉄道とヒマラヤ大縦断」のツアーより帰国しました。
青海チベット鉄道に乗車し、ラサからは車でヒマラヤ山脈を越え、ネパールのカトマンズ世界の屋根へ抜ける壮大な旅。
秋ならではの高く澄んだ青空が、あともう少しで手に届きそうなチベット高原は、まさに天空の道を走っているかのようでした。
今回の旅で一番印象に残ったのは、中国側のベースキャンプから見上げた世界最高峰のエベレスト。ベースキャンプへは、起点となるシェカールの町を夜も明けきらない真っ暗闇なうちに出発し、未舗装の道をひたすら走り続けます。
道中、標高5200Mの峠で車を降りると、外気温は何と-3℃。凍てついた風にじっと立っていられないほどでしたが、8000M級のヒマラヤ名峰がすらりと並んだ絶景が見えた瞬間、「おおーっ!」という歓声が聞こえてきました。 マカルー、エベレスト、ローツェ、チョーオユーといった、銀嶺の山々が連なる様は、やはり「世界の屋根」を実感せずにはいられません。
ここから見える峰々は遠く小さいながらも、堂々とした迫力がありました。

土煙をあげてエベレストベースキャンプへ向う4WD 土煙を舞い上げながら、谷間をぬって走っていると正面にひときわ大きく、鋭い尖峰の雪山が視界に飛び込んできました。その堂々たる姿は聞かずとも、何故かエベレストとわかる、他の山々を圧倒するような存在感に満ち溢れています。
我々が走っているこの谷間の正面、進行方向の視界をすべて覆い尽くすようにエベレストが立ちはだかり、さらに先に進もうとする人々を拒んでいるかのよう。
ついにベースキャンプに到着。下車すると車外には猛烈な寒風がエベレストから吹き降ろしていました。あまりの強風に小石や砂が混じり、目も開けていられません。時折さらに強さを増す突風にヨロヨロと倒れそうになりながら、やっとのことでベースキャンプの展望台に立ち、世界最高峰のエベレストを見上げました。
ベースキャンプから見上げたエベレスト 夜明けから雲ひとつ無い、スカッとした青空に針で刺すかのように鋭い尖峰がまっすぐ空を指してのびています。時々山の山腹で雲が発生しては強風であっという間に流されてゆきます。8848Mの頂上は雲の遥か上方にあり、改めて世界一の山の高さを実感します。
ベースキャンプの標高は何と5200M。空気の薄さで息苦しいのも、小石混じりの風が顔に当たって痛いのもすっかり忘れて、しばらくの間、時間を忘れて眺め続けていました。
例えようも無いほど美しい、銀嶺の輝き。見ているだけでも心が晴ればれする、シャープな自然の造形美。その反面、そう簡単には人間を寄せつけない、エベレストからの猛烈な吹き降ろしに、大自然の厳しさを感じました。(上田)

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