2010年1月 7日 (木)

モスクの前でハッピーメリークリスマス!(ウズベキスタン)

Tora  「ウズベキスタン周遊、歴史と人にふれる旅」より帰国致しました。ユーラシア大陸のほぼ中央に位置する中央アジア、そしてさらにその中央に位置するウズベキスタン。古代よりシルクロードとして多くの隊商が行交い、紀元前4世紀にはアレキサンダー大王の軍勢が押し寄せ、13世紀にはチンギス・ハーンら遊牧民族が来襲し、さらに15世紀にはチムール帝国が栄えイスラム世界の知が集結し、そして近代ではロシア帝国に征服され、その後ソ連の一部として国境線を引かれ、ソ連崩壊後独立を果たすという、激動の歴史を潜り抜けてきた国です。今回の旅では、そんな時代背景の中でこそ培われてきたに違いない、ウズベキスタンの人々の非常に興味深い「寛容性」を発見しました。

ウズベキスタンの人々の多くはイスラム教徒です。しかしながら、モスクには人の顔や動物が描かれていたり、当たり前のようにお酒が購入できたり、時には豚肉だって食したりと、“イスラム教=厳格な戒律”というイメージを持っていた私から見ると、イスラム教らしからぬイスラム教でした。Moskしかしながら、近代以降の建築物にはうまくロシア風の要素が取り入れられていたりするのを目にすると、ロシア帝国時代からソ連時代にかけての厳しい宗教弾圧の下で、完全に信仰を捨ててしまわないために、宗教的に禁じられている行為でも寛容な精神で受け入れて生きてきたのかなぁ…と、今も綺麗に保たれ使用されているモスクやメドレセ(神学校)を見ると感じました。
今回の旅はクリスマスに出発したのですが、ウズベキスタンの街はどこもかしこもクリスマスモードに溢れ、モスクの前にも当たり前のようにツリーが飾ってあり、クリスマスを過ぎてもなお、「ハッピーメリークリスマス!」と声をかけるごきげんなサンタクロースの姿をたくさん目にしました。また、もうひとつ興味深かったものが、日本のお正月ではお馴染みの「干支」がなんとウズベキスタンにも当然のように存在していたことです。国内線の機内誌の最後には干支占いがあり、街のデコーレションの中にも虎や牛のモチーフを見かけたりと、思わぬ日本との共通点に嬉しくなったりしたものの、あまりに「ごった煮」の街の景色には思わずクスリと笑ってしまいます。
Girls

街を歩けば、すれ違う多くの人が胸に手を当て「アッサラームアレイコム(あなたの上に平和があるように)」と世界のイスラムの人々に共通の挨拶をしてくれたり、バスを走らせていると、大人も子供も、近くにいても遠くにいても、大きく手を振ってくれたり。ウズベキスタンの旅では、そんな温かい場面に何度も何度も遭遇します。「まずは進んで受け入れる。」そんな寛容な精神は、昔に限らず今もウズベキスタンの人々に根付いているような気がしました。

(弥永)

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