2010年1月15日 (金)

きらきらマルタ。小さな共和国の冬休み

先日、「碧き地中海と騎士団の島、マルタ島・ゴゾ島の休日」より帰国しました。

出発前に友人に、「年末マルタに行くんだよ」というと、「マルタってどこ?」という返事。
よく言われるのが、「ブーツの形をしたイタリアが蹴るサッカーボールがシチリアで、その下にちょっとはねた土の破片みたいな小さな島がマルタだ」という例え。
マルタの身になってみれば、そりゃあ、ないよという例えですが、実際マルタを見てしまうとシチリア島がとても大きく感じる程、マルタは小さな島々の国なのです。

イタリアにも近いマルタですが、実は北アフリカのリビアにもとても近く、年末年始のツアーでも、プールで泳いでいる人を見かけたほどです。
現地の人々は、今は冬だから、ということをよく言いましたが、黒いスーツで町を歩くと汗ばむほどの陽気でした。
風は冷たいのでウインドブレーカーは必需品ですが、その中身は半そででも平気なくらい。
海からヴァレッタの町を望めば海はキラキラ輝き、サングラス無しでは正視できないほどでした。

マルタの長い歴史はここでは語りつくせないほどのドラマに満ちています。
8日間の旅では、有形無形の歴史の証人を見る旅でもありました。

その一つが、彼らの言葉です。
こんにちは!は「ボンジュ!」平和に怠惰した騎士団に取って代わったフランスの言葉。お洒落に聞こえたのでしょうか。
ありがとうは「グラッツィー」お隣イタリア語から。地理的に近いイタリアは、テレビも見られるので、イタリア語を話すマルタ人はとても多いのです。
また、分かったよー、OK-、という意味で使われる「イーヴァ」という言葉。
これはアラビア語の「アイワ(わかった、OK)」を思わせます。
北アフリカからやってきたイスラム教徒は、当時最先端の潅漑農業の技術や自身の宗教とともに多くの言葉をマルタに持ち込みました。1000年以上も前の出来事ですが、今も多くの言葉と技術がマルタに生き残っています。

マルタ、ヴァレッタ、リパブリック通りのイルミネーション一方で、聖パウロの漂着以来のキリスト教カトリックの信者であることも、今のマルタの要素の一つです。
キリスト教宗教行事を欠かさず祝うマルタでは、クリスマスから新年にかけて、各地のクリスマス飾りやイルミネーションも旅の楽しみでした。
ゴゾのヴィクトリアや、首都のヴァレッタのイルミネーションの輝き。
治安が良く、夜に町を歩けるマルタでは、心行くまで楽しむことが出来ます。

小さいながらも見ごたえたっぷりのマルタ。
クリスマスが終わればカーニバル、復活祭に各聖人の日とお祭りも目白押し。
海好きにも遺跡好きにもカラヴァッジョ好きにもおすすめの小さな小さな共和国です。

(山岸)

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