2010年2月 5日 (金)

メキシコシティでクリスマス!

  先日、年末のメキシコの添乗より帰国しました。乾期のベストシーズンを迎えたメキシコは毎日スカッと晴れ、真っ青な空と石作りの遺跡群がとても印象的でした。
やはりメキシコといえばテオティワカンやチチェンイツァなどの古代都市遺跡を思い浮かべる方がほとんどでしょう。でも実は「マヤ文明」だけではなく、熱心なキリスト教国としても有名です。なかでもメキシコシティにあるグアダルーペ寺院はフランスのルルド、ポルトガルのファティマと並んで聖母三代奇跡が起こった場所として知られています。今回はそんなクリスチャンの国、メキシコをご紹介させて頂きたいと思います。

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私たち日本人にとってはクリスマスは12月24日のイヴと25日の二日間というイメージがありますがメキシコのクリスマスは12月25日では終わりません。東方の三人の博士が生まれたばかりのイエス・キリストに贈り物をした日が1月6日であったこともあり、この日はメキシコの子供達にとって、一年に一度の特別な一日。大人たちからプレゼントが贈られる日なのです。その為、年の瀬のメキシコシティはまだまだクリスマスムード一色。目抜き通りのレフォルマ通りではなんと昨年から世界最大のクリスマスツリーが姿を現し、日が沈むと赤や青、金色にライトアップされ、天使の陰が映し出されたりします。一瞬一瞬で変化するそのイルミネーションに周りからは歓声が上がり、大人も子供も関係なく、また他人も友達も関係なく、場が一つになったように盛り上がります!またレフォルマ通りの広場だけでなく、街中にも人々がクリスマスの到来を楽しみにしている様子を見る事が出来ました。道端を歩いていると上からぶら下がったピンクや黄色の大きな球が。実はこの球の正体はお菓子が入ったクス球で、1月6日なると子供達が一斉にクス球を割り中のお菓子を分け合うのだそうです。また教会や民家の前にはキリスト生誕の場面を表した人形が飾られています。クリスマスの日が一日一日と近づくごとに人形たちも一歩づつキリストに歩み寄るように動かしていきます。こうしたクリスマスを迎える準備をしている風景を間近で目にすると、メキシコは本当に熱心なクリスチャンの国で、日本にはない“生活に信仰が染み付いている文化”がとても新鮮でした。

さて、冒頭でお話した、三大奇跡が興った一つグアダルーペ寺院でも、この時期ならではの華やかなパレードが行われていました。原色の花で飾られたマリア像、そして賑やかな音楽を奏でるブラスバンド、ユニフォームは太陽の色、オレンジ!パレードの仕方もラテン的で見ているだけで元気が出ます。

 現在はすっかりキリスト教色の強いメキシコですが、14世紀初頭には狩猟民族のアステカ人がこの地にやってきてアステカ帝国を築きました。現在のメキシコシティは当時アステカ帝国の首都手のテノチティトランと呼ばれ、最盛期には町の広さは13万平方キロメートルにまで達し、60万人もの人口を擁したといわれています。彼らが信仰していたのは世界を死から守る太陽の神ウィツィポチトリでした。世界を維持するため、生け贄として大量殺戮を繰り返していたといわれています。そんなアステカ帝国にキリスト教がやってきたのは16世紀。コルテス率いるスペイン軍が現在のメキシコに侵入し街を破壊してしまいます。これがきっかけで現在のスペイン風の街並み、文化が生まれたのです。

 メキシコシティには至る所に大小様々な教会が建てられています。またバスで3時間ほど走り、クエルナバカやタスコに足を延ばすと更にスペイン色は濃く、大聖堂も要塞風の造りになっていたり、華やかな装飾が施されていたり・・・雰囲気も変わり、目が離せません。これまでメディアなどの影響もあり古代遺跡の印象ばかりが強かったメキシコ。今回クリスマスシーズンに訪れた事で、また違った魅力を知ることができました。(三橋)

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