ヒマワリの花咲く2月のインドより帰国しました。タージ・マハルやベナレス等の世界遺産の数々を巡りながら、インドの悠久の時を感じることの出来た13日間でした。インドと言えば、ヒンドゥー教国!街の至る所で神々の姿を目にします。寺院だけではなく、街中のポスターや車の中の装飾品として神様のマスコットも飾られています。インドの国教はヒンドゥー教ですが、この地は仏教の発祥の地であり、さらにヒンドゥー教が誕生し、その後にイスラム教の侵攻と繁栄の歴史もあります。
今回のインドの旅は、ヒンドゥー教徒たちの信仰心の篤さを実感する旅でした。
ヒンドゥー教寺院の中では最も有名な「カジュラホの東西寺院群」。官能的な彫刻が一際目を引きますが、これはヨガやカーマの思想に基づくもので、ヒンドゥー教と性は切り離すことのできない繋がりを持った宗教なのです。中には直視するのがちょっと恥ずかしい彫刻もありますが、説明するガイドさんは(もちろん)真剣!参拝に訪れた人々も真剣にその彫刻を眺めていました。
ちょうどカジュラホの観光の日は「シヴァ神」の日ということもあり、観光地としても人気のカジュラホには多くの信者がお参りに来ていたので、たくさんの人!寺院の周りには屋台まで作られるくらいの大賑わいでした。カジュラホの村からだけではなく、各地から人がやってくるので多い時は数万人の人出になる事もあるそうです。この日はヒンドゥー教徒の入場料は無料らしく、小さな子供を連れた家族や、若者、杖をついた老夫婦など老若男女の信者達がいました。彼らが一つ一つの寺院を熱心に参拝している姿を見て、インドでは幅広い世代において神様はとても大切にされているのだと感じました。
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