カルナバルでタイムトリップ?
わぁ。。。と皆様からも歓声が上がりました。
翌日、朝早く皆様にプレゼントするマスケラ(仮面)買いに行ったのですが、広場には既に仮装した美男美女(かもしれない)方々にカメラマンがひよこのようにくっついていて面白かったです。
グループの皆様にマスケラをプレゼントして、皆様で一緒に仮面をつけて観光をスタートしました。マスケラをつけて歩いているだけで、もうカーニバルに参加している気分で、なんだかうきうきします。(ちなみに教会などに入るときはマスケラははずさないといけません)
歩いていると、完璧に貴族に扮し、仮面をつけた男女が通り過ぎたり、なぜかダースベイダーがいたり、アラブの王様や商人がいたり、絵画のモチーフが歩いていたり、お医者さん一家や妖精など、もはやここはどこ?という感じです。
なにしろ歩いている人ほとんどがマスケラをつけているのです。国籍も年齢もそれこそわかりません。中世からヴェネツィアの人々が、マスクをつけて身分を隠して遊んだ理由がわかる気がします。
ただ歩くだけ、それだけでもなんだか知らない沢山の人たちと共通のいたずらを仕掛けているような、そんな気分になれます。
ヴェネツィアのカーニバルはマスケラをつけて街を歩きましょう。
もっと気合を入れたい人は顔のペインティングや貸衣装をきて大変身もOKです。
きっと楽しい思い出になります。
さてそんなヴェネツィアから3-4時間くらいの西の街、ヴィアレッジョには今のイタリアらしいカーニバルがあります。
こちらは毎年、前年おきたことをモチーフにした巨大な山車を作って練り歩きます。この時にいつも槍玉に挙げられるのはベルルスコーニ首相です。今回は巨大な哺乳瓶を持つ、女性に囲まれた赤ちゃんや不思議の国のアリスの格好をしているベルルスコーニさんが登場。観客はもうのりのりでした。政治的なことや世界的な大きなニュースを山車のテーマにしているそうです。それ以外にも昨年亡くなったマイケル・ジャクソン氏や大ヒット?映画「カールおじさんの空飛ぶ家」などのモチーフの山車も素晴らしかったです。
時事ネタを知らなくても楽しめるけど、イタリアの時事を知っていたらより一層楽しめる、うーんなんとも高度な?カーニバルです。
街の人が一丸となって造った山車にはいろんな年代のひとが乗り込んで一生懸命、山車を動かします。油断?しているとお金(おもちゃのです)や紙ふぶきが発砲され頭上に降り注ぎます。
山車と山車の間には仮装した一般市民が音楽にあわせて練り歩き、本当に微笑ましい、そして楽しいカーニバルでした。
二つのカーニバルは昔と今のイタリアを感じられるとても楽しいものでした。
来年は、気合を入れて仮装しようかぁ。。と考え中です。(齋藤晃)
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