快適な最後の秘境への旅!南極への船旅 ~前編~
先日、クリッパー・アドベンチャー号で航く地球最後の秘境、南極への船旅より帰国しました。
今回は耐氷船クリッパー・アドベンチャー号をチャーターした特別企画のツアー。
日本人だけの船旅ということもあり、船内放送や船内でのイベント、お食事など、通常の南極への船旅とは大きく違った日本人のために考えられたとても快適なものでした。
船内では南極に関する知識と経験豊富なクォークエクスペディション社のスタッフが南極の自然や出会うペンギン、海鳥などについての解説や南極観光についての守らなくてはならないマナーなどを教えてくれるブリーフィングやリキャップも行われますが、今回は全て同時通訳つき!
日本人講師が専門用語なども交えて詳しく日本語に訳してくれるので、ストレスなく聞くことができ、また、質問も積極的にできると皆さんも楽しんでいらっしゃいました。
その他にも日本人講師の方による南極講座や、毎晩ラウンジで行われたビデオ上映会なども勿論日本語。
南極に向かう船の中ということを忘れてしまうほどだったのではないでしょうか。
クリッパー・アドベンチャー号は1975年に旧ユーゴスラビアで建造され、1998年に約10億円の費用をかけて大改装を施し船内の設備を一新したクルーズ船です。
総トン数は4,346トン、乗客定員は約120名というサイズながら、上陸観光やクルージングに利用するゾディアックボート(エンジン付ゴムボート)が6隻搭載され、船内にはバーやラウンジ、インターネットカフェを兼ねた図書館など、設備も充実の耐氷船です。
また、食事もシェフが腕を揮ったお肉料理、お魚料理、ベジタリアンメニュー、インターナショナルなグルメ料理と様々なメニューから選べるプリフィクス・スタイルで、毎食どれを食べようかと悩むのも楽しみのひとつでした。
もちろん、沢山食べれる方は全部頼んでもOK!飲み物以外はいくら頼んでも追加料金はかかりませんのでご安心を。
実は私はどれもこれも美味しそうで悩んだ挙句、仲良くなったウェイターさんに「お魚とお肉を半々で」とお願いしてデザートのケーキにはアイスクリームをトッピングして・・・と思う存分頂いてきました。
そして、そんな美味しいコース料理に加えて、今回は日本人だけのチャーターということで、日本人シェフが乗船。
朝はおかゆ、昼はごはんやおそば、夜は炊き込みご飯やカレーライスなど日本食コーナーも毎食用意されていて大好評でした。ちなみに現地スタッフの間でもカレーライスは大好評。
「日本食は最高だ!」と嬉しそうにカレーをほおばるエクスペディション・スタッフを見ていると何だか誇らしい気持ちになりました。
ドレーク海峡を通過して南極に到着するまでには大揺れの連続で食事もとれなくなる方もいらっしゃいます。
そんな時にやっぱり日本食があると心もお腹も安心しますね。
お腹もいっぱいになったらカメラを片手にデッキでワタリアホウドリや潮をふいて泳ぐクジラを観察。
こんなに近くでクジラを見ることができるのも南極への船旅ならでは。
そうこうしているうちに向こうに南極が見えて来たようです。
この続きはまた明日。いよいよ南極上陸です!(大戸)
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