2010年4月 6日 (火)

麗しのフィリピン大周遊の旅

フィリピンと聞いて思い浮かぶのは、リゾート地として有名なセブ島とボホール島。今回は、その二つの島と首都マニラがあるルソン島を旅する乾季の期間限定のツアー「麗しのフィリピン大周遊」に行ってきました。

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フィリピンの見所は、一面に小さなおにぎり山が沢山並ぶボホール島のチョコレートヒルや世界最小の原始猿のターシャ。見てくださいこの可愛いさ!!手のひらにのる大きさなんです。その可愛さに虜になること間違いなし!

また、歴史上有名な世界一周をしたことで歴史にも登場するマゼランにまつわる記念碑やルソン島北部にある天国への階段と称されるバナウエの棚田。西洋とは異なる作りの教会たち、スペイン統治時代のコロ二アル様式の建築などが色々あります。

皆さんが持つフィリピンのイメージ、情報とはどんなものでしょうか?

スラム街の問題、格差社会、日本で働くフィリピン人の労働者、ミンダナオ島のテロ集団あたりでしょうか。正直、あまり良いイメージをお持ちの方が少ない国のように思います。だからこそ、フィリピンは訪れてみなければ、その良さを理解することが難しい国だと思いました。

まず、フィリピンの良さですが、それは「人」です。スペイン、アメリカ、日本と支配されたにも関わらず、外国支配を受けた他の国々と比較してもその支配国の人々に対する悪いイメージを持った人が少ないということです。一番の憧れがアメリカだと聞きました。太平洋戦争時代、激戦地として日米軍の兵士以上に、多くのフィリピン人がなくなりました。戦当時は、反日感情を持つ人も結構いたそうですが、現在では、新しい就職口として、雇用範囲を広げてくれる国でもあり、ツーリストの中でも礼儀正しいイメージを持ってくれているとのことで、戦争は過去のものとして引きずらず、現在では親日家の人も結構多くいるとのこと。訪れた町々で、人懐っこく「おはよーございます。」「ありがとうございます。」など片言ですが挨拶をしてくれました。また、小さな子供達は笑顔で手を振ってくれたりと、フィリピン人の優しさ、心の温かさに触れました。

全人口の半分が18歳未満の国。フィリピンでは、高齢者を家族全員で協力して世話をすることが一般的です。お金の問題も勿論ある為ですが、高齢者には敬意を払い、そして、誰もが、高齢者の荷物を持ってあげたり、席を譲ったりすることが当たり前な生活を送っているのです。日本では失われそうな生活習慣が当たり前に行われ、家族の為に賃金が高い外国へ出稼ぎに行き、給料の大半は本国の家族へ送金している労働者ばかりとのことでした。何をもって、豊かといえるのか?考えさせられる旅でもありました。

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さて、今回の旅で見聞してきた町の中でも非常に興味深く、面白い町をいくつかご紹介。まず、「古都ビガン」。町の景観がずば抜けて美しい町です。19世紀のコロニアル様式の建物が残る歴史地区の町並みは、とっても素敵です。カレッサと呼ばれる馬車にて観光しましたが、風情満点。アジアではなく、ヨーロッパの町を散策しているかのように思いました。今回の旅では、日帰りでしたが、素敵な町ですから、ゆっくり宿泊するのもおすすめです。

もう一つがサガダの町です。 織物でも有名な町ですが、ここの織物技術、裁縫技術はたいしたものです!色合いも日本人好みで、あまり派手過ぎず、作りもしっかりしています。 ランチョンマット、リュック、帽子、財布などまたそのお値段も目がハートになってしまいます。通常サイズでリュックが500ペソ程度。1ペソは約2円ですから、1000円です。ランチョンマットも90ペソ~と。もう皆さんの買い物魂に火がつきました。

サガダの特徴は、織物だけではなくハンギング・コフィンと総称されているこの地に住む少数民族イグロット族のお墓です。昔の日本と同様アミニズム(つまり八百万の神々信仰)を信仰しているが故に独特な埋葬方法が確立されました。

洞窟ではブリアル・コフィンという埋葬方法で、木棺が沢山積み重なれており、古いものは600年前のものだとか。今回はルミアン洞窟に行き、お墓のかなり近くまで行けました。木棺の隙間から中の遺骨を見たり、お墓に触れた方もいらっしゃいました。

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面白いのは、もう一つのハンギング・コフィンです。こちらは遠望になりますが、木棺が縦ではなく、横で吊られているのです。しかし、実は吊っているのではなく、切り立った崖の小さな足場を利用して横にただ置いているだけなのです。遠くから見ると吊っている様に見えることからハンギング・コフィンと後世名付けられたようです。先人も長いときを経て自分のお墓が観光名所になっているとは考えつかなかったことでしょう。

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今回のツアーでもう一つの見所。天国への階段と称されたイフガオ族が長い年月をかけて作ったバナウェの棚田です。その素晴らしさは語るに及ばず。その広大さは、見事!の一言!

最後に、今回のツアーにて、バナウェからマニラへ向かう日。遺族の慰霊旅行に遭遇しました。フィリピンは太平洋戦争の激戦地であった場所。沢山の日本兵が命を落としました。ご主人、お父様を亡くされた方が来訪され、慰霊碑にお線香をたきお祈りを捧げていました。戦争を知らない私でも、その姿、ガイドや戦争を経験されたお客様からの話を聞き、胸が締め付けられるような思いでした。戦争がもたらした悲劇と、戦後、現在まで復興を遂げた日本。不況で悩む現状とその未来に不安を感じつつも、日々頑張らなければ、だめだなと気合をいれる旅になりました。(深澤)

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