2010年4月16日 (金)

スペインで最もロマンチックな街“ロンダ”とスペインで最も有名な建築家“ガウディ”

『華麗なるスペイン紀行10日間の旅』より帰国いたしました。
このコースでは、マドリッド、ロンダ、バルセロナという歴史ある都市にそれぞれ二連泊し

Segovia1

ながら、セゴビア、トレド、グラナダ、セビリアなどの各地を観光します。二連泊する都市の中でロンダという街は、日本に住む私たちにはあまりなじみのない名前かもしれません。ですが「スペインの中で最もロマンチックな街」と言われる程、アンダルシア的な風情の漂う街です。場所はスペイン南部アンダルシア州の州都セビリアから東南一三〇kmに位置し、山の懐に佇む小さな街です。見所として、新市街と旧市街をつなぐヌエヴォ橋、近代闘牛発祥の舞台になった闘牛場などがよく挙げられますが、最大の見所は旧市街そのものにあります。海抜七〇〇メートル以上の崖に造られた旧市街は、主にイスラム教徒が造ったもので、破壊されることなくほぼ原型を留めたままにキリスト教徒の街に様変わりした稀有な街です。街の散策が楽しい、風情のある街ロンダ。弊社のこのツアーでは、ロンダのパラドールに二連泊します。パラドールとはスペイン政府が運営するホテルで、古城や邸宅、修道院といった歴史ある建物や景観の良い建物を改築し、一流ホテル並みのサービスと質を持った宿泊施設です。特にロンダのパラドールから見渡せる風景は絶景で、アンダルシアらしい風景を一望することができます。

Alcazar_2

*左の写真は、セゴビアのアルカサルの写真(2010年4月3日撮影)モモ科の樹に、サクラのような花が咲いていました。

旅の後半で訪れるのはバルセロナ。見所はなんといってもガウディ建築です。アントニオ・ガウディ(1852~1926年)の残した建築物の多くは世界遺産に登録されており、バルセロ

Guelpark_2

ナに滞在中、サグラダ・ファミリアなど彼の建築物を中心に観光します。ガウディが手がけたグエル公園での観光中、印象的な出来事がありました。カラフルなトカゲのオブジェに子どもたちが群がり、自分たちより大きなトカゲの頭や足を触ったり撫でたりして、大はしゃぎしていました。目を喜ばせるだけでなく、思わず手で触れたくなってしまうところに、ガウディ建築の魅力があります。その魅力とは「子ども心をくすぶる」といったヤワなものではなく、理性や分別がついてしまう前の人間だれしもが持っていた「生きていることのときめき」を甦らせてくれる力なのかもしれません。ガウディは自然を「常に開かれて、努めて読むのに適切で、偉大な書物である」 と形容しています。彼が建築を通して追い求めていたのは「自然そのものに成ること」だったようにも思えます。だからこそ、木の枝ぶりや生長の仕方、生き物の振る舞いといった自然の動きを丹念に観察し、その叡智を建築という人間の営みに取り入れていったのだと思います。奇をてらって突飛な建築物を造ったわけではなく、自然に倣い、自然に対して畏敬の念を込めて建築に取り組んだ自然の結果として、グエル公園やカサ・ミラ、カサ・バトリョなどが出来上がっていったのではないか、と想像を膨らませてしまいました。エコや環境問題が叫ばれる昨今、自然の一部としての人間がどう生きていけばいいのか。ガウディように、自然そのものを見、学び取る“まなざしの力”こそ、今の私たちに必要な能力なのかもしれません。ガウディの残した建築物と向かい合う度に、いろんな発見があります。
(春山)

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