2010年5月12日 (水)

ワイン発祥の地グルジアでワイナリーと民家訪問

先日、コーカサス三国より帰国しました。例年4月頃より観光シーズンに入り穏やかな

Bread

気候なのですが、今年は少し様子が違い肌寒い日々が旅行中続きました。そんな中、心身共に温まる体験をしましたのでご紹介します。
イスラム教の国アゼルバイジャンに続いて訪れた2つ目の国グルジア。この国はワイン発祥の地として知られていますが、中でも、カヘチ地方はワイン作りに欠かせない良質のぶどうの産地として有名です。今回の旅行では、グルジャーニという小さな町のギウさん一家が営むワイナリー兼民宿を訪問しました。
まずは、首都トビリシの町から2時間ほどバスで走ったためトイレ休憩。その間、少し離れたところにあるワイン貯蔵樽を再利用した窯に火が入っていたので、火を囲んで温まっていました。家の中よりギウさんの奥さんが、パンの生地をいっぱいにした大きなボールを持ってきて近くの作業台で生地をパンの大きさに小さくまとめている様子を、私たちはしばらくほのぼのと見学していました。皆の準備ができたので、ワイナリー見学へ。ここでは、グルジアワインの作り方のレクチャーを受け、赤と白ワインのテイスティングを楽しみました。

Dining_room

ワイナリーから出てくると、ギウさんの奥さんがパンを焼いている真っ最中。先ほどの焚き火は、実は、パン焼きの釜だったのです。私たちはパン焼きの工程というよりも、焼き立てのパンに目が釘付けになりました。それを察した奥さんは、「どうぞ」と焼き立てのパンを渡してくれ、皆で外側はサクサクで中はもちもちのパンをほおばりました。その味は意外に塩気があり、長生きの国グルジアではこんなに塩気のあるパンを食べるのかと皆で語り合いながら美味しくいただきました。そして、お昼の時間になったのでギウさんの家の食堂へ行くと、既に料理がテーブルの上に所狭しと準備されていました。もちろん、そこには先ほどの焼き立てのパンもあります。そして、暖炉にはこれから目の前で焼かれる伝統料理のシャシリク(肉の串焼き)。まずは、ギウさんの音頭でワインで乾杯をして、手料理に舌鼓。また、「きっとグルジアの人々が長生きするのは、伝統的ヨーグルトのマツォーニ(いわゆるカスピ海ヨーグルト)のおかげに違いない」など料理やグルジアのことを話題に楽しい食事のひと時を過ごしました。食後の一服の時間は、ギウさんが、ポーランドの番組製作会社が自分のワイナリーを取材した番組のビデオを流してくれ、皆で楽しく観賞しました。
まだまだキナ臭いニュースも聞くグルジアを含めたコーカサス地方ですが、人々は穏やかな日常を送っています。お別れのときには、ギウさんを囲んで藤棚の下で記念撮影。暖かいもてなしを受け、忘れられない旅先での思い出になりました。 (大久保)

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