2010年5月27日 (木)

臨場感溢れる動物たちの世界へ!チョべ国立公園サファリ(ボツワナ)

001 この度、「ビクトリアの滝と喜望峰、南部アフリカ4カ国大周遊 9日間」のツアーより帰国致しました。
 ザンビアとジンバブエにまたがる世界三大瀑布の一つ、ビクトリアの滝から旅はスタートし、世界有数のアフリカ象の棲息地として知られるチョべ国立公園があるボツワナへ。そして旅の最後は、サッカーワールドカップで注目を集めるホットな国、南アフリカ共和国を訪問して参りました。
 本日は、中でも特に印象的だったボツワナ・チョべ国立公園でのサファリについてご紹介いたしましょう。
 チョべ国立公園があるボツワナは、日本ではあまり聞き慣れない国ですが、世界的にはダイアモンド産業でその名を有名にしています。実にGNPの3分の1以上を占め、国の歳入の約半分がダイアモンド産業に依存している国です。他のアフリカ諸国とは異なり、世界最貧国グループから抜け出しており、アフリカでは例外的に、複数政党制に基づく民主主義が機能する情勢的にも安定した国です。

003 さて、そんなボツワナのチョべ国立公園は、チョべ川流域に接しており、豊かな川沿いには沢山の動物が棲息しています。注目は何といってもアフリカ象!約1万566平方kmの広大なエリアに、約5万頭ものアフリカ象がいるとされているのです。
 今回は、ジープに乗ってのドライブサファリと、ボートに乗ってのクルーズサファリをお楽しみ頂きました。のっしのっしと大地を揺らしながら接近するゾウは迫力満点で、カメラを構えるお客様の手にも力が入ります。うっかり目を合わせてしまった瞬間は、その巨体が突進して来るのではないかとひやりとしたものです。
 一方で、水辺にやって来た親子連れのゾウたちが、水を飲んだり、泥遊びをしたりと、微笑ましい姿も見られました。巨大な体とは対照的に、意外にもおっとりとした優し気な目が印象的なアフリカゾウ。耳の形がアフリカ大陸の形をしていることからそのように呼ばれています。
 さすがはアフリカゾウの楽園、今回のサファリでも、沢山のアフリカゾウに出会いました。002 他にも、インパラやキリン、バッファロー、沢山の野鳥、そして何とライオンまでも、私たちの前に姿を現してくれたのです。 
 サファリでは、私たちが動物たちを観察しているはずなのに、気がつけば、ジープやボートの中にいる私たちが、まるで檻の中さながらに動物たちに見られているような感覚になってしまいました。雄大な自然の中で、私たち人間は、その中の一員にすぎないのですね。動物たちの息遣いや、足音までもが聞こえてきそうな程の臨場感溢れる世界を前に、高ぶる気持ちを抑え、息を潜めて観察を続けたのでした。動物たちを発見した瞬間のわくわく感、どきどき感が忘れられないサファリとなりました。(兼井)

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コメント

兼井さん こんにちわ
チョベ国立公園が懐かしいです。
ドライブサファリでは、象の行進を間近で
見物しかし他のグループのジープが道を
塞いだ為に、象が威嚇した時は、びっくり
しました。ボートサファリでは、カバが物凄い速さで、私達のボートへ追ってきた時は、ヒヤッとしまました。
残念ながらライオンは見ませんでしたが、自然に触れ合えて、良かったでした。

投稿: 角田 | 2010年5月27日 (木) 13時28分

角田様

 お久しぶりです。
 いつもご利用頂きまして、誠にありがとうございます。また、コメント頂きまして、大変嬉しく思いました。

 大自然に身をおいて初めて、私たち人間の無力さや傲慢さに気付かされますよね。
 迫り来る動物たちに対して、無防備な私たちは何にも抵抗できず、ただただ固唾を呑んで状況を見守るばかりでした。
 時が経った今でもなお、動物たちと出会った際の興奮は忘れられません。

 また、世界のどこかでご一緒できる日を楽しみにしております。

投稿: 兼井 | 2010年6月 9日 (水) 19時55分

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