2010年5月25日 (火)

古えの記憶を語り継ぐ中世の城塞都市に降り立つ

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5月11日発「南西フランス紀行10日間」の添乗より戻りました。今年のフランスは、春の到来が少々遅れていたようで、ひんやりした空気がまだ漂っていました。

今回訪れた南西フランスのミディ・ピレネー地方やラングドック地方。前者は自然豊かで、農業大国フランスというような平野が広がる風景ではなく、フランスでも珍しく小高い丘や緑深い森林地帯が目に飛び込んでくる、フランスでも高い木々からの新緑が眩しく感じられるのは南西地方独特のものだなぁと思わせる風景。後者は、画家ロートレックの故郷アルビ、巡礼路途中の主要な街トゥールーズ、そして中世城塞都市の雰囲気をたっぷり漂わすカルカソンヌなどアルビ派の歴史に関わり深く、中世の建物が残る街々を巡ってきました。

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このツアーでもメインの観光場所と言われるカルカソンヌ。カルカソンヌ2連泊でお城まで徒歩圏内のホテル宿泊ということもあり、カルカソンヌを満喫することができました。現代において御伽噺のようなお城が丘の上にドーンと構えている光景を目にする不思議。分厚い二重の壁が戦いの歴史を物語り、城壁内はたくさんの家が建ち、教会もあり、町が形成されるほど広い面積を持っていることの驚きなど、行ってみて、来てみてわかる面白さがたくさんでした。

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歴史も古く、ローマ人が築いた城塞都市に始まり、その歴史も城壁の築く岩の大きさや修復に見られるなど、まるで城壁は地層のよう。石畳の緩やかな坂道を歩き、両サイドに建ち並ぶ古い建物にはお土産屋やレストランが入っているが、昔も城門から町中に入ったときは旅人がこの通りの宿やお店、レストランに立ち寄ったのではないかと想像を膨らませた。古い木組みの家の外壁から見える木の梁は曲がり、建物も一緒にゆがんでいる。町の中心広場を過ぎると立派な門とその奥にはカルカソンヌ伯の城。お城の見張り塔や石弓を放つ為の細い穴、石落としの張り出し歩廊を見学し、城壁の上を歩いた。風が強かったけれども、丘の上にたつ城壁の上から見晴らす光景は、まさに絶景。下町の統一されたレンガ色の屋根瓦の家が建ち並び、遠くにはうっすら山脈が見えた。天気がよいとうっすらでもピレネー山脈が見えるとか。

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カルカソンヌの城壁は365日夜の間はライトアップされ、夜にはポワッと浮かび上がるお城の光景も幻想的。朝から晩までカルカソンヌの城壁内外を満喫できたツアーでした。(高橋景子)
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