2010年5月20日 (木)

音楽を奏でる中欧の道中!!

Pragha3 

先日、「チェコ・スロヴァキアの美都とハンガリーの大平原 10日間」のツアーより帰国しました。
 今回は、春を迎えるハンガリー~スロヴァキア~チェコの中欧を陸路でバスにて北上して行きます。

 この時期最もお勧めしたいのは、年に一度この時期のみ開催される「プラハの春音楽祭」です。
これは、スメタナの命日の前夜の5月11日に、チェコフィルの創立50周年を記念公演としてドボルザークの交響曲が演奏されて以来、毎年、オープニングにはスメタナの「我が祖国」、フィナーレには、ドボルザークの交響曲が現在も尚、演奏され続けています。
 今回はツアー最終日の夜にドボルザークホールにてオープニングコンサートがあります。演奏はプラハ・フィルハーモニー、指揮者はヤクブ・フルシャです。今回のホールはドラマ「のだめカンタービレ」の第一話冒頭にも登場していますが、モルダウ川沿いのルドルフィヌ内にある、19世紀後半に約10年掛けて建てられ、ネオルネッサンス様式の美しい建物です。そして、今回演奏のプラハ・フィルハーモニーは1994年設立の新しいオーケストラです。指揮者のヤクブ・フルシャは29歳と若いながら、現在このオーケストラの主席指揮者を努める他、マルティヌー管弦楽団の音楽監督も努めています。

そして、いよいよコンサートの開演です。
演目は、スメタナの「わが祖国」で、6つの交響詩からなる連作交響詩です。第一曲目が始まり、すぐに、オーケストラは勿論のこと、指揮者の素晴らしさにも圧倒されました。そして、中でも最も有名な作品である第二曲目:ヴルタヴァ「モルダウ」の演奏です。待ち望んでいたこの曲目ですが、これは、スメタナが愛する故郷を思いながら、モルダウ川の源流近くからプラハを流れ、エルベ川へ合流するまでの様子を描いている曲目です。演奏が始まると、私はすぐに鳥肌が立ち、涙が出そうになりました。演奏にはスメタナの故郷を思う切なさや愛情が曲調に上手く表現されており、プラハを流れる雄大なモルダウ川が今にも見えてきそうな程とても素晴らしく感動的な演奏でした。観客も物音一つ立てずに聴き入っていました。
その後も、4曲の演奏が行われましたが、一曲、一曲に大変迫力があり、ひと時も目を離せない演奏でした。その指揮を執っていたフルシャですが、彼の指揮は、非常に曲の特徴を掴んでおり、軽快さと躍動感に溢れる素晴らしい指揮で、目を張るものがあり、見る者の心を掴んで離しませんでした。
最終曲目が終了した時には、全観客が感動のあまり、スタンディング・オベーションになる程で、指揮者、オーケストラの方々が退場するまで、会場は、暫くの間、拍手、喝采は鳴り止むことはなかったです。

この時期の中欧は季節もシーズンを迎え、町にはマロニエが咲き、大平原には、菜の花が咲き乱れます。移動中は、車窓から大平原の緑と菜の花の黄色のコントラストが美しく、私達の目を楽しませてくれます。そして、絵本から飛び出したような可愛らしい村々や町並み。どこを巡っても、感動して頂ける中欧へ是非足を延ばされてみては。。。

Nanohana3

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