マロニエの赤い花 (ドイツ)
「森の国、ドイツ」いわれるように車で30分もは走れば森にたどり着きますが、アウトバーンの周りに広がる森は5月の新緑が美しく輝いています。また、丁度街道沿いの黄色い菜の花が見頃で、まるで「黄色いじゅうたん」のようです。さらに、ドイツの街には必ずある美しい並木道。プラタナスや菩提樹、マロニエなどが再び春が訪れた喜びと気持ちを代
弁するかのように葉っぱが大きく広がりやさしい緑が私たちに安らぎを与えてくれます。その他うっとりするような紫色の花ライラックやまるで八重桜のようなさんざしの花などが見頃を迎えます。
さて、今回私自身新たな発見がありました。それはマロニエについて。葉の形は栃の木にそっくりな「マロニエ」はトチノキ科に属し、和名はセイヨウトチノキといいます。「栃の木」といえば、山に生えていて日本の田舎を彷彿させますが、「マロニエ」と呼べば都会的な響きがするのは不思議です。
そのマロニエに実は白色と赤色の花が咲く2種類あったということ、ご存知でしたか?!
マロニエは5、6月頃、2cmくらいの花が高さ20cmあまりの円錐花序をなして集まり咲くのですが、花の色は白色の「セイヨウトチノキ」が主流です。しかし今回葉っぱはトチノキですが鮮紅色の花が咲いている木を見つけ、ガイドさんに尋ねたところ「アカバナトチノキ」と呼ばれいるということを教えてくれました。また、こんなことも言ってました。マロニエは暑い夏になると大きく葉を広げ、その下に涼しい木陰をつくり、冬には全部葉を落して暖かい陽光を通し、木の向こうまで透けて見えるようになる落葉樹。夏には「マロニエ」と呼ばれても・・・冬には「マルミエ」になってしまうと。おもしろいですね!(伊藤暁)
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