ピレネー山脈の大自然劇場をハイキング!(フランス・スペイン)
先日「ピレネーの山々を歩く 10日間」の旅から帰国しました。
6月下旬に出発し、フランス・スペイン国境であるピレネー山脈を旅しました。
ツアー中には4回のハイキングがありましたが、その中でも印象に残ったのが、スペインのアランの谷。
ここでは青空の下、約2時間のフラワーハイキングを楽しみました。
今回のツアーでは、ガイドと相談し最も開花状況のよいモリエレスというポイントを選択。
なだらかな平原には、高山植物が待っていたかのように一斉に開花していました。
花を探しながら、渓谷にそってゆっくり歩いていると、やがてモリエレス山(3010m)が姿を現しました。
雪を被った山、小川のせせらぎ、そして足元には一面の花。
メコノプシス(ケシ科)やリリウム(ユリ科)、ゲンチアナ(リンドウ科)など、豊富な種類のカラフルな花が咲き乱れていて、そこでのハイキングはまるで別世界に入り込んでしまったようでした。
ピレネーのフランス側では、ガヴァルニーでハイキング。
ガヴァルニーはあまり日本では紹介されていませんが、円形劇場の形をした山が作り出す圏谷(カール)に囲まれた大渓谷があります。
圏谷の奥にはヨーロッパでは最大のガヴァルニー大滝(落差422m)。
その滝を見上げながら歩くハイキングはとても壮観でした。
歩いているとやがて大滝が近くなり、その両側には小さな滝が幾筋も流れ落ちている様子がよくわかりました。
小さな滝といっても、日光の華厳の滝の2倍くらいの落差の滝がカールの中腹からいくつも流れているのです。
こんなカールの中に入り込んでしまうハイキングは、ツアーのお客様にはとても印象的なものだったようです。日本の方にももっと紹介するべきだという意見が多数あがったくらいです。
旅を終えると、まるでピレネー山脈が繰り広げる大自然の劇場を旅してきたような印象が残りました。
ピレネー山脈の残雪をのせた山並み、色とりどりの花々、そして滝は劇的なまでに美しかったです。(斎藤さ)
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