2010年7月22日 (木)

ショパンイヤーにポーランドへ

先日、「ハンザ都市の輝き、バルト三国とポーランド周遊の旅」より帰国しました。バルト三国の中で一番北にあるエストニアより始まり、ラトビア、リトアニアと南下していって、お隣のポーランドを訪れるという12日間の旅でした。

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バルト三国とポーランドのそれぞれの国は、ハンザ同盟というバルト海沿岸地域の貿易を独占した都市同盟で結ばれた都市があり、繁栄を謳歌しました。このツアーで訪れるハンザ同盟都市は、エストニアのタリン、ラトビアのリガ、リトアニアのカウナス、ポーランドのクラコフとグダニスク。どの都市も旧市街には中世の街並みが残り、商業都市としての繁栄ぶりがうかがえる、街歩きが楽しい雰囲気のところです。

Zelazowawola

そしてなんといっても今年盛り上がっているのが、ポーランドが誇る音楽家フレデリック・ショパンの生誕200周年。ショパンは1810年、ワルシャワ近郊のジェラゾバ・ボーラにて生まれました。ショパンの生家は、今年の特別な年を迎えるにあたって整備が行われ、きれいなビジターセンターも完備。第2次世界大戦後に再建された家を見学し、周りの緑豊かな庭をショパンに思いを馳せながら、のんびり散歩することができました。

Zelazowawola_chopin

今年の記念年に向けて改修されたところはもう1か所。ワルシャワにあるショパン博物館です。建物はもともと17世紀に建てられたバロック様式の宮殿でした。内部は今年の4月に装いも新たにリニューアル・オープン。ハイテク技術を取り入れたモダンな博物館になっています。ショパンが実際に使っていたピアノ、ショパンゆかりの写真や書類の展示も貴重ですが、タッチパネルなどの最新技術を使ってショパンに生涯に触れたり、作品を聴いたりすることもできるのです。ゆっくりどっぷりショパンに浸れる空間に生まれ変わっています。
また、ワルシャワの町中にはショパンが住んでいた家などゆかりの地にベンチが設けられ、ボタンを押すとショパンの曲が流れるようにもなっているのです。ベンチには地図が描かれ、ゆかりの地が示されていて、ショパンイヤーならではのみんなを楽しませてくれる、興味深いものでした。音は出ませんでしたが、クラコフの町にも色とりどりのショパンのピアノのオブジェが飾ってあり、ポーランドの人々もショパン生誕記念を祝っているのが感じられました。
そして最終日の夜には、ショパンの曲のピアノコンサートでツアーが締めくくられました。このコンサートは今年に限らずツアーに入っているものなのですが、私たちツアーのためだけのプライベートコンサートです。こじんまりとした会場での演奏会ではありますが、ワルシャワのアカデミーでピアノを教えているというピアニストの演奏にツアー参加の皆様も大絶賛。音楽好き、ショパン好きの度合いも様々な皆様だったと思うのですが、アンコールの「革命のエチュード」でコンサートは幕を閉じ、素敵なものをショパンやピアニストの方からもらったような気分になりました。
今年の秋には5年に1度行われるショパン国際ピアノコンクールもちょうど行われ、黄葉の美しい秋にポーランドを訪れてショパンの曲を耳にすることができます。2010年の今年にポーランドを訪れたことは、ショパンのおかげか特別なことのように感じられました。(武石)

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