2010年8月12日 (木)

ウガンダってどんな国?

003_2   先日、東アフリカの小国ウガンダから帰国。個人的な第一印象は、ビックリする程町がキレイだったこと。首都であるカンパラにはゴミが一つも落ちていないのだ!国が雇った清掃員が町の隅々まで清掃をしているんだとか。アフリカの貧民国の一つ、という私のイメージはしょっぱなから見事に覆された。

ウガンダの人口は約3200万人。住民の80%以上、国内総生産の半分以上が農業に依存している。1963年以来、ウガンダは内紛、暴政に苦しめられ、国の基幹施設が多大な被害を受けた。インフレも激しく、経済復興は順調とは言えない。しかし、都会に住み現金収入がないと生活の出来ない人たちが増えているものの、今でも自給自足でのんびりとした生活をしている人たちの方が圧倒的に多い。それで食べていけるので賃労働にしがみつく必要がない。それはとて001_2 も幸せなことだと思う。結果ウガンダは、世界が騒ぎ立てるほど「貧困」の状態にないのでは、と感じた。なによりも人々の笑顔がまぶしく、とても気の良い人々で、その表情からは貧困などという言葉は想像すらできなかった。

 ウガンダの主食はバナナだ。主食というほどだから、3食毎回調理方法を変えて365日食べている。マトケと呼ばれる青バナナをふかしてマッシュにしたものはウガンダの代表食で、栗きんとんの味にもよく似ている。ドライブしていると、路肩やあちこちで青バナナを売っており、我々も途中、露店商からゴンジャという焼きバナナを購入した。焼き芋のような味で甘くて美味だった。資源は豊富なので、食料に困っている様子は見受けられなかった。

それより深刻な問題は、エイズだ。1980年代以降、ウガンダはエイズ感染者が大量に出た最初の国となり、大勢の死者が出た。90年頃にはエイズは国中に蔓延し、1万人が発病、HIV感染者は100万人近くにのぼった。国連合同エイズ計画の統計では都市部の成人の感染率は92年に29%だったが、病気情報の公開とコンドームにたよらない貞潔教育の普及によって、徐々に数字は低下しているそうだ。ちなみにウガンダの平均寿命は44歳だそう。長寿国の日本人としては、かなりショッキングな数字だ。もちろんお年寄りもいるので、この数字は出産直後から1歳になるまでの死亡率が高いことが起因しているのだろう。死因の多くは衛生面による影響だそうだ。

私はこの件に関して興味深いものを見た。それは先日世界中で盛り上がっていたワールドカップの、日本vsデンマーク戦をホテルのテレビで観戦していた時のことだ。日本の選挙速報の時のように、画面の端がL字型になっており、そこには試合中ずっとコンドームウガンダの木登りライオン の宣伝が流されていた。他の試合でも同じだった。おそらく視聴率が高いであろうワールドカップの宣伝波及効果にあやかろうという政府の魂胆であろう。なかなか考えているなと感心すると同時に、この国の実情を垣間見た瞬間だった。

アフリカといえば、野生動物。もちろんウガンダにもたくさんいるが、正直な所、ケニア・タンザニアなどと比べると、絶対数が少ないのはいなめない。そんな中、貴重な動物に出会った。木登りライオンだ。木の上にいるのはリラックスする為&獲物を探す為だそう。枝にもたれかかった彼らの表情は、本当にリラックスしているように見える。木登りライオンも貴重だが、ウガンダにはなんといってもマウンテンゴリラがい002_2 る。

今年ウガンダのお札が刷新されたが、ウガンダ観光の目玉であるマウンテンゴリラが、最高紙幣の5万シリング札に取り上げられた。明日は、世界でも2ヶ所の森にしかいないというマウンテンゴリラに出会うまでをレポートしたいと思う。(村上)

アフリカのご旅行はこちら

|

ユーラシア旅行社のアフリカ情報」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社の自然情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。