2010年8月19日 (木)

シベリア鉄道の旅その2(ノボシビルスクにてぶらり途中下車編)

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昨日、主に列車について書かせて頂きましたが、本日は途中下車した箇所について書かせて頂きます。今回、イルクーツク、クラスノヤルスク、ノボシビルスクと3度途中下車しましたが、その中でも私にとって印象に残っているのが、ノボシビルスクです。日本の方にとって、あまりなじみのある街ではないかもしれませんが、人口は約150万人で、ロシアではモスクワ、サンクトペテルブルグに次いで、第3の都市であるのと同時に、シベリア最大の都市でもあります。また日本の札幌市とは姉妹都市でもあります。またこの市が建設されたのは19世紀末と、イルクーツクやクラスノヤルスクと比べると新しい街でもありますが、その後わずか70年弱で人口が100万人を突破したという急速に発展した都市でもあります。

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実はこのノボシビルスク、当初はそのまま通過する予定だったのですが、列車のダイヤに変更が生じたため、急遽こちらにも下車する事になりました。まず、夜遅くにノボシビルスクに到着した後そのままホテルへ入り、1泊致しました。翌日いよいよ観光ですが、まずは郊外にあるアカデムゴロドクへ。アカデムゴロドクとはロシア語で「アカデミーの街」の意で、かのつくば学術研究都市のモデルにもなりました。ここでは地質学博物館と鉄道技術博物館を見学致しました。前者は、名前だけ聞くと正直堅苦しく、私たちの興味を超えるのではと思いましたが、中に入ってみると、シベリア地方で採掘された鉱物のオンパレード!ダイヤモンド、水晶、ヒスイ、ラピスラズリ、チャロイ(バイカル湖で採れる紫色の鉱物)、そして宇宙から落ちてきたという隕石や人工で造ったというエメラルドなど、意外や意外、私たちの興味は尽きることはございませんでした(宝石好きの女性の方はもとより、男性の方も興味津津)。後者は、広い敷地に線路が敷かれ、そこにはかつてシベリアの大地を駆け抜けた蒸気機関車、ディーゼル機関車、そして現在も使われている電気機関車の数々。さらに、それらの機関車に牽引された客車も。今まさにシベリア鉄道の旅をしている私たちは、この場にいるときにはタイムスリップをした錯覚に。噴煙を吐き出す蒸気機関車に揺られ、トンネルをくぐり自分の顔を鏡で見てみると真っ黒になっている、そんな光景を思い浮かべてみました。

昼食後、私たちはノボシビルスク市内に戻り、様々な建造物を見学しました。蒸気ニコライ礼拝堂機関車の形を模して造られたノボシビルスク駅舎。ノボシビルスクはロシアのほぼ中心に位置し、さらにその街の中心に位置することから「ロシアのへそ」と呼ばれるニコライ礼拝堂。今ではロシアの中でもなかなかお目にかかる事が難しくなった市民の憩いの場でもあるレーニン像。そしてそのお奥に位置するのが、直径55m×高さ25mという大きさを誇りながら、厚さがわずか8cmというドームをもつ国立オペラ・バレエ劇場など。また大聖堂では、熱心に祈りを捧げる信者さんの息遣いが聞こえてきました。そしてその近くの公園ではスケボーに勤しむ少年たちの姿も。

正直ほとんど予備知識もないまま訪れたこのノボシビルスクは、実はモスクワやサンクトペテルブルクにも劣らない魅力がたっぷり詰まった街であることを認識しつつ、私たちはその夜、シベリア鉄道最後の目的地モスクワへと向かったのでした。(斉藤信)

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