壮大な帝国の王道を想う。~タイからカンボジアへ~
今回はタイにまず入国しタイ側に残るクメール遺跡を訪ねアンコールの都に繋がる王道に沿ってカンボジアのシェムリアップへ移動しました。
1日目はバンコクから、タイ東部のナコンラチャシマへ。2日目はいよいよ、ピマイ、パノムルンといった11世紀、12世紀にアンコールの地方拠点となった都に建てられた寺院を訪ねました。カンボジアのシェムリアップにあるアンコールワットを代表とした寺院の数々は確かに素晴らしいのですが、ここまで訪れると、かつてアンコール帝国がいかに栄え、どれ程の勢力を誇っていたかが想像できました。各寺院の建築技術も高く、装飾も思ったよりも豊かで先生のお話によると、アンコールでは見られない動物が彫られていたり、その表情も素朴さが現れていたりして、地方だからおおらかなのだとか。
3日目は陸路で国境を越えタイからカンボジアへ入りました。両国の人や物が行き交う独特の活気で溢れていました。その後、今回の遺跡観光の中でも目玉の一つである「バンテアイ・チュマ-ル」へ。アンコール帝国が最も繁栄していたジャヤヴァルマン7世時代の寺院で「千手観音」のレリーフが大変美しいことで知られています。寺院の中は瓦礫の山ですが、その中も探険隊気分で進みました。瓦礫といっても、女神や神話の彫刻があちらこちらに残っています。この遺跡への一部の道はまだ未舗装ですがシェムリアップへ向かう国道が数年前より格段に良くなっていました。
翌日からはアンコール帝国の中心、シェムリアップにある遺跡観光です。今回は特別な出来事がありました!この続きはまた、明日ご紹介させて頂きたいと思います。(帯津和美)
カンボジアへのツアー、石澤先生が同行するツアーはこちら
| 固定リンク
「アジア情報」カテゴリの記事
- 地上からも上空からもヒマラヤ山脈とアンナプルナ山群を堪能!(ネパール)(2017.12.28)
- 酸っぱいけど甘辛い?カンボジアの「お漬け物」(2017.12.27)
- お釈迦様入滅の地、クシナガルへ(2017.12.15)
- ネパールの生きた女神、クマリにびっくり!(2017.10.20)
- 幸せの国ブータンに幸せを運んだ日本人がいた!(2017.09.07)
「世界の歴史情報」カテゴリの記事
- ヨーロッパ文明の礎、燦然たるギリシャの歴史(2017.03.23)
- 遥かな時を越えて、ポルトガル大航海時代と日本の関わり(2016.11.04)
- クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り(2016.01.08)
- インドへの旅の途中、玄奘三蔵が立ち寄った地・高昌故城(中国・新疆)(2015.11.24)
- 大きな歴史の舞台は小さな古都レーゲンスブルクから(2015.11.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント