白い世界への誘い~ウユニ塩湖~(ボリビア)
『明日はウユニ塩湖か・・・これを見たくてきたんだよ』
『天気がいいといいね』
『大丈夫でしょう、今までもずっと天気に恵まれてきたし』
遠足の前日のようなウキウキした気持ちは皆様同じ。オルロからウユニ行きの列車の中は笑顔で溢れ、ウユニ塩湖の話題ばかりが飛び交っていました。
ウユニ塩湖とはボリビア・アルティプラーノ(高原地帯)の標 高3700mに位置し、面積はなんと四国の半分に匹敵する大塩湖。かつてこの一帯は海の底にあり、山脈の隆起後に平原に塩水湖がとり残され、大きな水たまりに。雨期には雨が周辺の山から大地の塩を運んでたどりつき、その溜まった水は乾期の激しい太陽や風が干しあげる。この営みが何万年と繰り返され現在のウユニ塩湖がうまれたのです。まさに自然の大芸術作品!!
約7時間の列車の旅を終え、ウユニに到着したのは午後22時を過ぎており、あたりは真っ暗。小さいウユニの町は街灯も少なく、星空が印象的。中でも一番輝いていたのが、満月に近いお月様でした。明日も晴れるよ、とガイドさんの言葉にボルテージは一気にあがりました。ウユニ塩湖はもう目の前にあるのです!!(暗くて何も見えませんが・・)
翌朝、目が覚めるとすぐに、お天気をチェック。ガイドさんの予想は見事的中で100%のウユニ日和。いよいよツアーのハイライトでもあるウユニ塩湖へ足を踏み入れるのです。
19世紀に鉱物を運ぶためつくられた線路脇に放置された列車が並ぶ『列車の墓場』やウユニの塩精製所などを見学後、塩湖の最深部へと。
目の前に広がる世界は私達の住むそれとはまるで違う別 空間。『無』にちかい白い世界。目の覚めるような澄みきった青空、ぎらぎらの太陽に照り付けられた真っ白な塩の大地はきらきらと輝き眩しい。このまま走っていったら本当にどこかに行ってしまいそうな、そんな気になりました。突如として現れた魚の島。何か語りだしそうなサボテン達。ゴツゴツの岩を登り頂上へ行くと360度の大パノラマ。絶景・・・今まで見たこともない景色にしばし言葉を忘れ、その後、標高3700mにいることも忘れ大はしゃぎしてしまいました。
夕暮れ時、真っ白だった世界に色がつき、オレンジからピンクへと変わり行く塩湖の美しさに大満足の一日でした。 (岩間)
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