2010年9月21日 (火)

ゴシック、バロック、ルネサンス…建築を愉しむ(チェコ)

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先日、「チェコ一周とプラハの休日 10日間」の旅より帰国しました。9月のチェコは例年の気温よりも下がっており、35℃で毎日汗だくだった日本を脱出してのチェコでしたので、ひんやりとした湿気の無い風が秋を感じさせる気候でした。例年、この時期は25度くらいはあるとのことでしたが、私達が訪れた9月頭、日中は20℃ほどは上がりますが早朝は吐く息が真っ白な日も!今年は、どこも異常気象のようですね。

今回の旅は、チェコの世界遺産をくまなく周りプラハで自由時間をお楽しみいただくチェコのツアーの決定版とも言えますが、特に私のおすすめは、ぶらり「街歩き」です。
中世の町並みをそのままに残す町が多く残り、そのどれもが美しいチェコですが、その中でもやはり「チェスキー・クルムロフ」は15世紀にタイムスリップしたかのような感覚を覚える街です。自然の地形によってヴルタヴァ(モルダウ)川のS字に曲がったところに城塞が築かれ、川を挟んで城と街とが調和する景観はここでしか見られない美しい町並みです。

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街を歩くと、多くの人の行き交いを感じさせる趣ある石畳に、パステルカラーで彩られた建物、そして伝統工芸の可愛らしいマリオネットの店や昔ながらのバー(チェスキー・クルムロフの中には醸造所もあります!)などが立ち並び、自然とわくわくした気持ちになり周りの景観に目移りしてしまいます。また、街中はお店は多いのですがとても落ち着いていて、街の雰囲気も騒音などでかき消されること無くゆったりと歩くことが出来ます。景色を見ながら街歩きをしていると、あまりの美しさに誰もがおとぎ話の中に入り込んでしまったような気持ちになること間違いなしです。
そして、チェコでの街歩きでは多彩な「建築」もまた見所です。天に突き刺さるように尖った塔が目印になる壮麗なゴシック建築の教会、曲線を描くダイナミックな装飾が際立つバロック、そしてギリシャ文化の復興を思わせるルネサンス、花や植物の柔らかな雰囲気の装飾を織り交ぜたアールヌーヴォーと、各街それぞれに特徴ある建築物が至って当たり前のように立ち並び町を彩る景色は、何時間もかけて歩きたい気持ちにさせてくれます。チェコに残る多くの古城もそのひとつで、何世紀にも渡って所有する王家が移り変わっていった城は、外観はバロック、その後城の所有者の意向でネオゴシック、ルネサンスと改装が加えられ、どの建築が混ざっているか考えるのもまた愉しみです。

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また、プラハで見られる現代建築、キュビスムやモダン建築も、自由時間などで是非ゆっくり見て頂きたいところです。そして旧市街の広場に行ったら、毎正時に楽しい音楽と人形が動くカラクリ時計を楽しんでください。響き渡るラッパの音も、街の雰囲気にぴったりのいい音色です!時間があれば美術館やコンサートへ足を運ぶのもおすすめです。芸術家が多いチェコでの、思い出深い一日になることと思います。

故郷を愛し、原住民であったスラブ民族の舞踊音楽を織り交ぜ新しい音楽を世に生んだスメタナやドヴォルザークが育った国でもあるチェコ。中世の町に迷い込みモルダウ川の流れを見ながら、気の済むままに町並みを愉しんだ旅でした。(奥谷)

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