2010年9月 9日 (木)

ラマダン イン モロッコ

Fez

先日、「エキゾチック・モロッコ 9日間」のツアーより帰国しました。大西洋に面した港町カサブランカを起点に9000もの路地が迷路のように入組んだフェズの旧市街や昼夜活気づくマラケシュのジャマエルフナ広場と市場(スーク)、そしてサハラ砂漠やオアシスの村々などを周りました。イスラム教国モロッコでは、コーランの教えにもとづいた人々の生活を垣間見ることができます。今回のツアーではちょうどラマダンが始まるタイミングに居合わせることができましたので、本日はモロッコのラマダン事情についてご紹介させていただきます。

Jama

ラマダンとはイスラム歴9月の期間を指し、この一ヶ月間は日の出から日没まで断食を行います。ラマダン月の開始は新月の確認をもってなされるので、誰もはっきりといつから開始するのかはわからないそうです。さらに、イスラム歴はグレゴリオ暦よりも毎年11日ほど早いので季節にズレが生じてくるのです。今年は8月11日の夜、町中に鳴り響く津波警報にも似たような音をもって、翌朝からのラマダンのスタートが知らされました。折しも8月の烈しい太陽が降り注ぐなか、食べるのはもちろんのことですが、水を飲むことも出来ません。身近にいたモロッコ人のガイドやドライバーも例外なくきっちりと断食を守っていました。ガイド曰く、毎年の事ながらラマダン初めの1週間は体も慣れなくて頭を悩ませると言っていました。もちろん私たち旅行者は断食の必要はありませんが、彼らの目の前で堂々とお水を飲むのもはばかれる思いがしました。
そんな我慢も日没まで。7時半頃に日没が確認された瞬間、待ってましたと言わんばかりに一斉に食事を開始します。モロッコでは一日の断食明けに「ハリラ」という豆類と野菜のスープを飲みます。栄養価が高く味もおいしいとの評判でした。また、体が甘いものを求めるということで、ラマダン時にたくさん売れるのがモロッコ風のかりんとうのようなお菓子です。じつは、お菓子に限らず、食べ物の消費量が一年で最も多い月がラマダン中なのです。
昼間は静まりかえる町中も日没後には活気を取り戻し、喫茶店では近所のおじさんたちが集まってラマダンの苦しみを分かち合いながら談笑を楽しむ。そんな景色があちらこちらにあるのがラマダン中のモロッコなのです。

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