ウズベキスタンの古都でふれあい街歩き
「ウズベキスタン周遊、歴史と人にふれる旅9日間」より帰国しました。
今回のツアーでは、ウズベキスタンの代表的な3都市である、ヒワやブハラ、サマルカンドに滞在しましたが、中でも印象深かったのが、旧市街のホテルに宿泊した、ヒワでの滞在です。日干しレンガや焼きレンガでできた茶色い旧市街の路地を歩いていると空の青さにも劣らず鮮やかなモスクやメドレセのタイルの青色が目に飛びこんできます。
ヒワの内城(イチャンカラ)は周囲2キロ程の城壁に囲まれた小ぢんまりとした街なので一日あれば十分歩いて散策ができます。ほとんど車も通らず、道を走るのは自転車とロバが引く荷車くらいなのでとても静か。まるで中世にタイムスリップした気分になります。街全体が世界遺産に登録され、さらには博物館都市と言われているのにも納得できます。メインストリートにはお土産物屋がたくさん並び日中には観光客が目立ちます。しかし、朝の早い時間には学生が友達とおしゃべりをしながら学校に登下校する姿や市場で買物をしてきた親子などの姿もちらほらと見えてここに暮らす住民の生活を覗き見ることが出来るのも世界遺産の旧市街の中に宿泊することの醍醐味です。
海外の観光地に行くとお土産物売りが「こんにちは!」ときさくに(時にはしつこくですが)声をかけてくるものです。もちろん例外なくウズベキスタンでも「こんにちは」「見ていって」などと熱烈に声をかけられます。
ところで、かつて中国からローマ帝国領まで続いたシルクロードの舞台で、商人の民族として活躍したソグド人をご存知でしょうか?ウズベキスタンの人々はその商人の血をひいているという話があります。現在の商人のその実力のほどはわかりませんが、中学生くらいの少女が家を手伝って遠慮がちに物売りをしており、言葉が通じないながらも何度も店の前を通るうちに親しみを感じてコミュニケーションをとりあうようになり、このかわいらしい「商人」との出会いも、ヒワでの印象的な1シーンとなっています。
ヒワの内城をぶらぶらと散策しているうちに、日も傾き、街の土色とモスクのドームの青さが夕日に照らされてより一層美しいコントラストを生み出します。辺りが暗くなるとメドレセにカラフルなライトアップが施されるのも面白い演出です。一日じっくりとその街を散策するからこそ出会える街の魅力を発見した旅でした。(小畑)
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