ジャカランダな一日 (南アフリカ)
先日、『ビクトリアの滝と喜望峰、南部アフリカ4ヵ国周遊 9日間』のツアーより帰国しました。南部アフリカの4ヵ国とはジンバブエ・ザンビア・ボツアナ・南アフリカのこと。世界の三大瀑布の一つでもあるビクトリアの滝をジンバブエ・ザンビアの両側より観光、象が有名なボツワナのチョベ国立公園のサファリ、そして今年サッカーのワールドカップで賑わった南アフリカでは、かつてマンデラ氏も収容されていたロベン島やアフリカ大陸最西南端、喜望峰と9日間の短い日程の中にこれだけの魅力を含んでいるのです。
そんな中で10月に出発するこのツアーの一番の魅力、そ れはやっぱり春を迎え満開に咲き誇るプレトリアのジャカランダではないでしょうか。
ユーラシアの旅でもすでに恒例となったジャカランダの季節に行くアフリカツアー。長年にわたりご案内してきたからこそのこだわりをたっぷり組み込んでいるので、あとはお天気を味方につければ言う事なし。ですがこの天気だけは相手が自然とあって晴れを予約するわけにもいきません。あとは祈るのみ。
この日は終日プレトリア観光。カーテンの外から見えるプレトリアの街は全体がうっすら紫色に染まる。胸の高まりを感じたのは私だけではないはず。バスを走らすたびに歓声があがりました。『プレトリアのジャカランダってすごいのは知っていたけどまさかこれほどまでとはね・・・』そんな声も聞かれましたが、それもそのはず、アフリカ原産ではないジャカランダは1888年に農夫が南米より持ち帰った2本の苗木を植えたことに始まり、瞬く間に広がったジャカランタは今では約7万本とも。ジャカランダの街路樹を総距離にすると650kmにもなるそう。右を見ても左を見ても。前を見ても後ろを振り返ってもどこまでも続くジャカランダの道。花が落ち紫色の絨毯が敷かれた並木道をちょっぴり歩けば甘い香りに
包まれる。
プレトリアで最初に植えられたファーストジャカランダや珍しい白いジャカランダを見て、更にはジャカランダを見ながら優雅にランチにティータイム。なんとも心穏やかな一日でした。
ジャカランダの季節は終わってしまいましたが、また来年もやってくる南半球の春。日本から遠く離れたアフリカでお花見なんていうのはいかがですか? (岩間)
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