2010年10月14日 (木)

紅葉のカナダ・メイプル街道を訪ねて

001_2 「まるで絵本の中にいるみたい!」
ケベック州、セントローレンス川に浮ぶ小さな島、オルレアン島をドライブしている時、私の後ろに座っていたお客様がつぶやきました。 赤・黄・橙に色づいたカエデの木々、そしてフランス北部の民家の造りから発展したケベック様式の可愛らしいおうち、本当にヨーロッパの絵本の中に入り込んだような風景が目の前に広がっていました。
先日、「メイプル街道、五大紅葉名所を巡る 9日間」の旅より戻りました。オンタリオ湖の西、カナダ最大の都市トロントから旅は始まります。オンタリオ州で最古、なおかつ一番人気の公園、アルゴンキン州立公園、首都オタワ、一番のハイライトであるローレンシャン高原ではモン・トランブラン村に2002_2 泊し、その後ケベックシティへとセントローレンス川沿いに旅は東へ進んでいきます。16世紀にヨーロッパから来た人々がこの川を遡り、開拓をして行った道の逆を辿るわけです。そして最後はニューイングランドの雰囲気が漂う長閑で自然豊かな村々、イースタン・タウンシップスで旅を締めくくります。紅葉だけでなく、カナダ移民の歴史や文化も感じることができるのです。

003_3 “メイプル街道”とはナイアガラからケベックシティまでの全長800kmの範囲の地域を指し、カナダの中でもとっておきの紅葉を見ることができることで有名です。カナダは世界でロシアに次ぐ第二位の面積をもつ国。今回訪れる場所は標高差があまり無い為、その広大な土地に広範囲に色づく景色を見ることができるのが特徴です。 一番多い木はやはりカエデ(メイプル)。日本にも約20種のカエデが存在するそうですが、カナダのカエデは何と100種以上とか。カナダ国旗の葉の形のカエデはサトウカエデといってメイプルシロップの原料となる樹液を出す種類、葉がまだ緑のときに葉の裏が少し銀色に見えるカエデは銀カエデ、などなど。色づき方も多様です。ちなみに”カエデ”の語源は、葉の形が「カエルの手」に似ているところから来ているそうです。
そしてカナダというと思い浮かぶのがメイプルシロップ。世界の85%のシェアを誇ります。その90%以上は今回訪れたケベック州産のもの。ツアーでは”シュガーサック(砂糖小屋)”と呼ばれるメイプルシロップを作る所へ訪れ、伝統的なメイプル料理をお楽しみ頂きました。メイプルシロップは3月から4月のたった三週間の間にサトウカエデ、赤カエデから採取した樹液を40分の一に煮詰めたもの。厳しい冬の間、木々は凍り、樹液も凍り、根に糖を貯めます。そして春、樹液が溶け出す頃に人々はその樹液を利用しメイプルシロップを作ります。自然の恵みが凝縮された贅沢なシロップはカナダの人々にとって春の訪れの象徴なのです。
この紅葉シーズン、葉がきれいに色づくには適度な湿気も必要なため実は雨や曇りの日004 が結構多いのです。しかし、今回の旅は非常にラッキーなことにほぼ毎日お天気続き!また、どの土地でも木々は最高潮の色づきで私たちを迎えてくれました。標高875mのローレンシャン高原、トランブラン山の山頂では、この旅一番の快晴に恵まれ、透き通った爽やかな空気の中で遠くの山々まで見ることができました。目前の山、その向こうの山、その又向こうの山、遥か向こうまで木々が色づいており、その雄大な景色に言葉を失ってしまいました。(名倉)

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