2010年11月 8日 (月)

ショパンの調べを堪能!ショパンコンクール第16回入賞者コンサートへ(ポーランド)

先日、「ショパンコンクール入賞者コンサートを鑑賞!ポーランド三大美都と珠玉の木造建築9日間」の添乗より帰国しました。
 5年に1度開催される国際ピアノコンクール、名だたるピアニストたちの登竜門でもあるシ

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ョパン国際ピアノ・コンクールは2010年で16回目、その上ショパン生誕200周年にも当たる記念すべき年でもありました。ショパンコンクールは、1927年にポーランドの威信を掛けて創立され、現存するコンクールとしては最古となるそうです。
 ショパン弾きで有名で、ショパンのCDを探す為にCD店を訪れれば、ほぼ100%手に取れる、ポリーニ、アルゼンチンの情熱的なアルゲリッチ(今年は審査員として参加!)やアシュケナージ(彼も今年審査員として参加!)、ダンタイソン、ブーニンなどは、このショパンコンクールの優勝者や入賞者です。多くの若き日本のピアニストたちも大勢挑戦しているそうです。
 今回のツアーは、そんなショパンという作曲者の故郷である「ポーランド」を周遊しながらポーランドの地方の魅力、歴史と自然を理解し、そして最後はワルシャワにてフレデリック=ショパン自身の軌跡を辿り、彼を少し知った上で、最後は彼のコンサートで締めくくられる素敵な内容です。
 ツアーも中盤に差し掛かり、古都クラコフというポーランドの京都での滞在時、ガイドさん

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が朝開口一番に「優勝者が決定したわよ!」と教えてくれました。やはりポーランド中が注目するショパンコンクール、朝、大々的にTVでも取り上げられ、新聞にも紹介されます。今年の第1位はポーランド人ではなく(日本人でもなく)少し残念そうなガイドさんが教えてくれました。「1位はロシア人、しかも女性なの!、2位は二人居て、ロシア人とオーストリア人よ!」今年は6人の入賞者のうち、なんと3人がロシア出身でした。さすがラフマニノフやスクリヤビン、チャイコフスキーを輩出した国よね、とお客様とも一緒に頷きました。

 そしてついに、10月23日、入賞者コンサートの最終日、今回入賞者たちがポーランドで弾く最後の演奏になるだろうこの日に、ショパンの儚げで、しかし力強い調べを聞くことが

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できました。盛大なる拍手の中、第5位の方の演奏が始まりました。(今年は第2位が二人居たため、第6位は該当者なし)その後、第3位第2位・・と演奏が続きます。入り口で貰ったプログラムを見ながら、演奏者に耳を傾けます。
しかし何と出演者たちはプログラムを一切無視!気分によってマズルカやスケルツォを弾いたり、エチュードを7曲も弾いてくれたり、鳴り止まないアンコールで大サービスで2曲3曲演奏してくれたり・・・なんとショパンでなくリストを演奏してしまったり!!!堅苦しいコンクールから開放されて、とっても自由に自分の音楽を演奏しているように見えました。次の演奏は何だろう・・・期待感でいっぱいの演奏会です。ショパンが生きていた時代、サロンで開催されるコンサートも、きっとピアニスト達が思い思いの好きな曲を奏でる、そんな感じだったのではないでしょうか。
お客様も私も、演奏を聴きながら今回のポーランド旅行を回顧し、ショパン博物館や彼の生家で学んだショパンの激しくも短い人生を思い出し、“ピアノの詩人”に想いを馳せました。その夜は興奮して眠れなかった!そんな声も出たぐらいです。

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 さて、このツアーには後日談があります。
 興奮も冷めやまぬまま、コンサート翌日、日本に帰国する為にワルシャワの通称フレデリック・ショパン空港へ向かいました。すると免税店の方でお客様が叫んでいます。
なっなんと!昨日コンサートに出演していた2位と3位のロシア人の入賞者、エチュードを軽やかに弾き続けたルーカス・ゲニューシャス(20歳・ロシア/リトアニア)とリストを弾いた第3位のダニール・トリフォノフ(19歳・ロシア)が免税店に居たのです!彼らもショパンコンクールが終了し、母国に帰国するところだったようです。帰路の邪魔にならない程度に、握手やサインをしてもらい、来年日本に行くんだ、なんていう話を聞きながら別れを告げました。
ショパンがジョルジュ=サンドと運命的な出会いをしたように、私達ツアーも最後に運命的な出会いをすることが出来ました。後ろ髪をひかれながら、搭乗口へと急いだ際のバッグミュージックは、きっとエチュードの「別れの曲」だったかもしれません。(坂岸)

ポーランドのツアーはこちら

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