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2010年11月

2010年11月30日 (火)

初秋のトスカーナで珠玉の絵画と美味しい秋に出会いました(イタリア)

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10月下旬、色づきかけた黄葉が爽やかな初秋のトスカーナ地方を旅してきました。このツアーのテーマの一つが「芸術三昧」、その言葉の通り、特に旅の前半は地方の小さな街や村で、初期ルネサンスの画家達の珠玉の作品に触れました。後半はフィレツェ4連泊で芸術にたっぷり浸った旅。ご参加者の多くは訪伊3度目、4度目というイタリアを愛する皆様で、弊社月刊誌の宮下孝晴先生の連載を毎月とても楽しみに熟読しているという美術好きの方々でしたが、中でも最も楽しみにされていたのがピエロ・デラ・フランチェスカ作『聖十字架伝説』でした。アレッツォ(映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のロケ地でもあります!)のサン・フランチェスカ教会、内部に入るとその壁画の色彩が真っ先に目に飛び込んでくるのですが、感動を一気に味わいたくて、はやる気持ちを抑えて何となく目をそらしつつ、前に進んだ添乗員と皆様。入場券を渡していよいよ内陣の中へ…ようやくそこで思い切って顔を上げました!その一瞬、誰もが声を失ったかのような沈黙に包まれました。下から仰ぎ見た聖十字架の物語。一つ一つのテーマは、豊かで優美な色遣いで表され、登場人物はギリシャ彫刻のように高貴な表情。その大きさに圧倒され、三方を取り囲む伝説の世界に吸い込まれました。『聖十字架伝説』は、ピエロ・デラ・フランチェスカの最高傑作でありながら、壁画であるためここアレッツォを訪れないと見ることができない作品。けれでもこの一点を見るためだけにでもアレッツォを訪れる価値があります。アレッツォの他に出身地サンセポルクロやモンテルキなど小さな街や村に1つずつ、或いは数点ずつ点在するフランチェスカの作品を辿る楽しみもあります。また、フラ・アンジェリコの『受胎告知』をコルトーナの司教区美術館とフィレンツェサンマルコ美術館で見比べるなど、美術好きのお客様には特に興味深いツアーであったと思います。

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2010年11月29日 (月)

トルクメニスタンを学ぼう!

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先日、「中央アジア5カ国大周遊17日間」 より帰国致しました。この時期は、ポプラの黄葉が始まり、テーブルにはメロン・スイカ・ぶどう・りんご・なし・柿などのフルーツが並び、毎回の食事が楽しみな季節でもあります。

5カ国の中には、カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・トルクメニスタン・タジキスタンが含まれますが、今回はまだ日本ではあまり知られておらず、一番印象に残ったトルクメニスタンについてご紹介させて頂きたいと思います。

今回の旅では、トルクメニスタンへはウズベキスタンのヒワから1時間ほどの街より陸路国境を越えて入国しました。ちょうど10月27日の独立記念日の直前で、私たちが訪れたタシャウズの街ではフェスティバルが開かれていました。正装をして、大きな国旗を持ってお祭の会場へ行く人の様子やまた打ち上げ花火も見ることができました。男性は西洋式のスーツですが、女性は民族衣装を着用している方も多いです。暑い砂漠の気候にも対応できるように軽い生地で、鮮やかな色のスカーフと細身のロングドレスはきちんとコーディネートされていて素敵でした。

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2010年11月26日 (金)

心癒されるミャンマーの旅

Ikadablogtemplate  先日「ミャンマー物語15日間」より帰国致しました。インダー族のいかだ祭。タイとの国境近くの山奥まで民族との触れ合い。三大仏教遺跡バガン。自然、遺跡、民族、祭りとミャンマーをたっぷり堪能する内容盛り沢山のツアーです。
「ミャンマー?大丈夫なの??」「軍事政権じゃないの??」
と思った方。たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
 今月7日に行われた総選挙の影響で、日本では連日のようにミャンマーのニュースが流れています。ミャンマーに魅了されて帰ってきた私にとって、ミャンマーの報道を少し悲しくShanzokublog_2感じます。三大仏教遺跡バガン他、魅力溢れるミャンマーに興味をもつ方が少なくなってしまうのではないかと心配しています。旅行会社の人間だからこのように言っていると思うかもしれませんが、その立場を抜きにしても、個人的にもう一度訪れたい国です。理由は弊社社員のミャンマー人、キンキンテーのこのブログ記事にも載っておりますので、ご興味のある方は一度読んでいただければと思います。
一度ミャンマーを訪れて好きになり、何度もキャンマーに行くという日本人も少なくないそうです。
 実はミャンマー人と日本人は一部民族によっては顔も似ています。特にバングラデシュとの国境沿いの高地に住んでいる民族は、本当にそっくり。ミャンマーは超多民族国家なので、ミャンマー人でも住んでいる地域によって顔やその服装は多種多様です。かの有名なタイに住んでいる首長族は、もともとミャンマーに住んでいたとも言われます。

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2010年11月25日 (木)

隠れた世界遺産のロマネスクとグルメ(フランス)

「秘宝カニグー修道院とミディ・ピレネー、アキテーヌ紀行」より帰国しました。
実に3年振りのツアーでしたが、このツアー最大のハイライト、カニグー修道院のことは3年前のブログ(2007年11月12日)に書きましたので、今回は別の視点からレポートしたいと思います。
フランス山中にひっそりと佇むロマネスク教会群を巡ってきましたが、中でも印象に残った教会をご紹介致します。

ソルド・ラ・ベイ「サン・ジャン教会」大西洋に面したビアリッツに近いソルド・ラ・ベイという町に「サン・ジャン教会」という教会があるのですが、見落としてしまいそうな程さりげなくユネスコマークがあるように、実は世界遺産なのです。
ここに向かう手前の町には水曜市が立ち、季節柄フォアグラ市と化していて、近郊から車でやってきた大勢の人々で静かな町が賑わっていました。
しかし教会には誰一人おらずひっそりとしていて、私達で独占して祭壇に残るロマネスクのモザイクを堪能しました。動物やブドウの木など、どこかオリエントの影響が窺えます。
そして併設してある修道院がここの見所で、珍しいことに地下がある修道院でした。

ソルド・ラ・ベイ「サン・ジャン教会」地下

建物の裏に川があり、かつて食料などの荷物は全て川から荷揚げをしていたので、その関係で修道院に倉庫用の地下が作られたのです。
地上部分は倒壊が激しく廃墟同然の姿ですが、地下部分は中世の面影がきれいに残っているので、本当にタイムスリップしたかのような空間でした。

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2010年11月24日 (水)

トルコの秋を満喫!

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先月末「トルコ自然・歴史遺産と古都サフランボルを訪ねる12日間」の旅より戻りました。
このツアーは、サフランボルとカッパドキアを含めたトルコの西側をじっくりと回ります。道中、木々が色づいている所があり、紅葉も楽しめました。
さて、トルコの秋の風物詩といえばザクロジュース。休憩に立ち寄るドライブインや遺跡の出入り口など旅行中、どこでも店先にザクロをゴロゴロ並べたジュース屋さんを見かけました。トルコのザクロはソフトボールほどの大きさ。注文するとその場ですぐに絞ってくれます。ザクロの可食部はわずか20パーセントと言われており、一杯のコップを満たすために一個半以上使用します。それでたったの5リラ(約300円)しない位ですから安いですよね。味は甘酸っぱく、美容に良さそうな栄養がギュッと濃縮された感じです。イスタンブールでは最近、サラダにザクロドレッシングをかけるのが流行っているとも聞きました。日本でも一時ブームになったこのザクロ、秋に訪れたらぜひ試してみてください。
ツアーの食事にも秋らしいデザートが出てきました。

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2010年11月22日 (月)

夢心地?アブシンベルの奇跡(エジプト)

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先日、「アブシンベル朝日の奇跡とエジプト周遊 10日間」より帰国しました。ツアータイトルにある通り、南エジプトの花形“アブシンベル神殿”に朝日が差し込む奇跡を見られる特別設定のツアーです。いったい何が奇跡なのでしょう。実際に朝日の奇跡を見た私が実況中継風にご案内しましょう。

さぁやって参りましたアブシンベル。ここアブシンベルはアブシンベル神殿と観光客用のホテルが数軒あるだけの辺境な場所です。約3200年前アブシンベル神殿は古代エジプトのファラオ“ラムセス2世”の命によって岩山を削ったその内部に建造されました。建築王の異名を持つラムセス2世の数ある傑作の中でも最高傑作と言えるほどのスケールの大きさと神秘性。神殿の最深部にはラムセス2世を含めた4体の神像が納められている至聖所があり、年に2回だけ至聖所に朝日が差し込みます。さらに4体のうちの1体、闇を好むプタハ神だけは光が当たらないというこだわりようです。緻密な設計技術と天文学の知識があってこその演出です。

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2010年11月19日 (金)

ブルガリア人の心の故郷・リラの僧院~秋の訪れを感じて~

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先日、秋真っ盛り『ルーマニア・ブルガリア物語16日間』のツアーより帰国いたしました。
ヨーロッパの秋は、黄金の季節と呼ばれています。それは、木々が黄色に色づく黄葉のためです。
到着した頃は、所々黄色くなりかけているといったところでしたが、ツアーも終盤に入ってくるとかなり秋は深まり、山全体が色づき黄金の季節と呼ぶにふさわしい景色が広がっていました。一年の中でも、この季節はそれほど気温も低くなく、また観光客でごった返すこともないので、観光するにはとてもいい時季と言えます。
特に、ツアー最後に訪れたリラの僧院のあるリラ山はとても素晴しく色づいていました。
リラの僧院は首都ソフィアから南に約65kmのところにあります。リラ山に入ると、両側をトンネルのように覆う木々が、黄色、または所々に赤く色づき、まるで黄金のトンネルのような道をバスは進んでいきます。

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2010年11月18日 (木)

タルチョは風に翻り、経が天へ読み上げられる(チベット)

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 先日、「青海チベット鉄道で行く!チベット大周遊12日間」より帰国致しました。
 旅は青海省の省都の西寧より始まり、青海省の大自然へもご案内します。 青海湖や茶カ塩湖など、雄大な自然を観光した後、 醍醐味の一つである青海チベット鉄道にて、太陽の都ラサ入りします。

 チベットを旅行する上でチベット仏教の理解は必須です。 五体投地をしながらラサのジョカン寺を目指す人々、 タルチョという経文が書かれているカラフルな布が掛けられ、それが風に棚引く様子、 バター燈明にバターをくべてたり祈りを全霊で捧げる人々の信心深さには本当に驚かされます。

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2010年11月17日 (水)

黄葉のチェスキー・クルムロフ

Photo  先日「チェコ一周とプラハの休日 10日間より帰国しました。ツアーでは隣国のスロヴァキアやオーストリア等とあわせて訪れることも多いチェコですが、今回はチェコ一カ国をじっくりご覧頂くコース。ぐるりと一周して各地に点在する10の世界遺産を巡りました。日本より一足お先に秋も深まったチェコでは黄葉の中のドライブ。どこを走っても車窓の外には絵になる風景が広がります。のどかな農村地帯に建つ家々はどの家も可愛らしく、うすいピンクやブルー、黄色などカラフルな外壁によく手入れされた草花が彩りを添え、おとぎの国のよう。チェコ全体がディズニーランドみたいねとはお客様の感想でした。

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2010年11月16日 (火)

ルートヴィッヒ二世ゆかりの城を訪ねて

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先日、「南ドイツアルプスと歴史街道の旅 13日間」より帰国致しました。この秋は季節はずれの暖かさがあったかと思えばその後、急に寒波が来たとのことで私達が訪れた10月中旬から下旬は黄葉が例年より遅く大変綺麗でした。それにしても、近年は日本もそうですが、予め気候を考えて服装を選ぶのはなかなか難しいものです。今回は真冬のような寒さもあり、南ドイツアルプスの麓の街、ガルミッシュ・パルテンキルヘンでは夜、雪が降ったほどです。翌朝は見事に晴れ渡り、登山電車に乗ってドイツ最高峰のツークシュピッツェ(標高2964m)の頂上展望台からは雪を被ったドイツ、オーストリアのアルプスの山々が見事に見渡すことができました。このように、南ドイツの自然を存分に楽しみ、街道沿いの大小の街々を巡りますが、このコースの特徴的なところは、バイエルン王ルートヴィッヒ二世が建てた三つの全ての城を訪ねることです。

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2010年11月15日 (月)

古代都市カルタゴの夢の跡(チュニジア)

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先日『チュニジア物語14日間』の旅から帰国しました。
日本の5分の2ほどのチュニジアを12日間かけて1周しました。小さいけれど見どころがたくさんのチュニジアでは世界最大規模のモザイクのコレクションを誇るバルドー博物館、保存状態のいいドゥッガやエルジェムなどのローマ遺跡や、地平線の向こうまで続くサハラ砂漠でラクダに乗ったりと毎日がハイライトでした。
その中でも、特にこの14日間で印象に残ったのはケルクアンのカルタゴ遺跡です。チュニジアと言えばカルタゴを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。伝説によると、フェニキア(現レバノン)の女王エリッサが王権争いを逃れて、キプロスで援軍を集め北アフリカにたどり着きました。原住民のベルベル人はエリッサに牛皮(ビュルサ)1枚で覆える分だけの土地のみを与えると約束しましたが、エリッサはそれならばと牛皮を網状に引き伸ばして丘を覆い、その丘を自分の領土にしたと言われています。この丘は「ビュルサの丘」と呼ばれ、古代国家カルタゴの拠点となりました。
領土を広げていったカルタゴは『チュニジアの親指』とも言われるボン岬にまで拡大しました。その先端に位置するのがケルクアンの街です。紀元前6世紀に街の基礎ができました。港町として栄えた街には幾度となく、攻撃が加えられましたがその度に劇的な回復を見せつけましたが第1次ポエニ戦争により滅亡しました。その後、ユリウス・カエサルによってカルタゴの再建が行われましたが、ケルクアンは再建されませんでした。理由はまだ明らかではありませんが、チュニジアに残る98%のカルタゴ遺跡がローマ人やビザンツ人によって手を加えられたものですが、ケルクアンはカルタゴの当時の姿のまま残されている貴重な遺跡の1つです。

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2010年11月12日 (金)

黄金色に輝く秋のイタリアへ!

秋深まるイタリアのドロミテ、湖水地方、リヴィエラのツアーより帰国しました。

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10月半ばのドロミテ山塊はバカンスシーズンの賑わいも落ち着き、ゆったりと静かな時間が流れていました。ドロミテの東端に位置するトレ・チメ・ディ・ラヴァレードを訪れた日は素晴らしい天気にも恵まれ、絶景を堪能することができました。黄金色に染まるヨーロッパカラマツの林は木漏れ日までもきらきらの金色。絶壁の岩が天を突くようにそそり立つ雄々しいドロミテの山塊と柔らかに広がる黄金のヴェールのような森が創り出す風景は、秋ならではの楽しみです。
ハイキングを楽しんだトレ・チメ・ラヴァレードで眺めた風景はその中でも忘れがたい美しさでした。真っ白な岩の後ろに広がる空は今まで見たどんな空よりも深く不思議な色をしていました。手前の岩の白さがそう見せるのか、スカイブルーというより群青に近い吸い込まれそうな青でした。

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トレ・チメのふもとにあるミズリーナ湖では鏡のように輝く湖面がトレ・チメの三峰と色付いた木々を映します。バカンスのピークを過ぎた湖は人も少なく、散策道も独占状態。黄葉を楽しむ習慣がある日本人にとって、10月のドロミテはとてもいい季節です。

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2010年11月11日 (木)

エネルギーの源~モロッコ~

 先日『フェズ、マラケシュ、エッサウィラ、憧れのモロッコへ』の旅から帰国しました。
 最近ファッション誌などメディアでモロッコが盛んに取り上げられているのを目にします。肩の出た素敵なドレスをまとったモデルがメディナの一角に立つ写真を見ると、「ここはどこだろう」と思わず首をかしげるほど、おしゃれな印象のものばかりです。

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 今回訪れたフェズやマラケシュ、エッサウィラでも、ヨーロッパの方が作った新しいショップやおしゃれなレストラン、小さな宿やスパが増えていて、雑誌の内容はあながち嘘ではないのだなと思ったほどでした。
 モロッコは、その昔国土回復運動の影響でスペインから移住してきたイスラム教徒を受け入れ、モロッコとアンダルシアの芸術を融合させて独特の建築様式や工芸を生み出し発展させてきました。また、この地に古くから暮らす原住民ベルベル人たちの固有のデザインや生活の智慧を取り入れて、さらにその芸術性を高めてきました。今でも伝統を受け継ぐ職人たちを、メディナで見かけることができます。彼らの技術は、代々父から子へと受け継がれていて、土産物が並ぶメディナから少し脇道に入ると、1坪あるかないかの店の中で黙々と仕事をする姿を見ることができます。仕立て屋、金物屋、糸屋、刺繍屋、革の職人街、一角ごとに同じ技術を競う職人の店が立ち並んでいて、ときどき隣同士談笑したりミントティーで一服しています。表通りのような猥雑な空気はなく、観光客に媚びるようなこともなく、ただ淡々と彼らが彼らの時間を送っている姿は、新鮮に目に映りました。日本でも、江戸時代の街には、同じような職人街がいくつもあったと聞きます。傘なら傘だけを扱う店がいくつか並び、箸ならば箸屋、履物ならば履物屋の一角が…。人相も国も違うけれども、江戸も昔こんな感じだったのかもしれない。規格品に慣れきった私でさえも、自分だけに馴染む品々を探す時間の豊かさを感じました。
 メディナのほとんどは、今でも人々が暮らす生活の場です。店の軒先で売り物のラグで昼寝をする猫。道に座り込んで話し込む老人たち。猫や自転車という小さな場面の一つ一つにこんなに引き付けられるのは、そのすべてがこの地にしっかりつながっている気がして、そこから立ち上る固有のエネルギーが皮膚に響くのかもしれません。

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2010年11月10日 (水)

黄金の輝きが眩しい秋のチェコ

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 先日、「ポーランド、チェコ、中世ロマンの古都を訪ねて」のツアーより帰国しました。
 ツアーの前半ではポーランドを訪れ、首都のワルシャワではショパン国際ピアノコンクールの受賞者コンサートを楽しんできました。コンサートや秋のポーランドの様子は、一昨日昨日のブログで紹介されていますので、本日は、私たちが後半に訪れた秋のチェコについてお伝えしたいと思います。

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2010年11月 9日 (火)

寒さなんかふっとばせ!あったかスープの美味しいポーランド

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先日、「ポーランド一周の旅 13日間」の添乗より戻りました。今回のツアーは、2010年をショパン生誕200年記念としたショパンイヤーのポーランドで、5年に一度のショパンコンクール受賞者のコンサートも鑑賞するというとても記念的なツアー。時期も黄葉の時期で、寒さはあるものの各地で木々が彩る秋の景色を堪能することができました。ショパンコンクールについては昨日の坂岸さんのブログで紹介されていますので、本日は秋の時期のポーランドについてご紹介させてイだ咲きます。

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2010年11月 8日 (月)

ショパンの調べを堪能!ショパンコンクール第16回入賞者コンサートへ(ポーランド)

先日、「ショパンコンクール入賞者コンサートを鑑賞!ポーランド三大美都と珠玉の木造建築9日間」の添乗より帰国しました。
 5年に1度開催される国際ピアノコンクール、名だたるピアニストたちの登竜門でもあるシ

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ョパン国際ピアノ・コンクールは2010年で16回目、その上ショパン生誕200周年にも当たる記念すべき年でもありました。ショパンコンクールは、1927年にポーランドの威信を掛けて創立され、現存するコンクールとしては最古となるそうです。
 ショパン弾きで有名で、ショパンのCDを探す為にCD店を訪れれば、ほぼ100%手に取れる、ポリーニ、アルゼンチンの情熱的なアルゲリッチ(今年は審査員として参加!)やアシュケナージ(彼も今年審査員として参加!)、ダンタイソン、ブーニンなどは、このショパンコンクールの優勝者や入賞者です。多くの若き日本のピアニストたちも大勢挑戦しているそうです。
 今回のツアーは、そんなショパンという作曲者の故郷である「ポーランド」を周遊しながらポーランドの地方の魅力、歴史と自然を理解し、そして最後はワルシャワにてフレデリック=ショパン自身の軌跡を辿り、彼を少し知った上で、最後は彼のコンサートで締めくくられる素敵な内容です。
 ツアーも中盤に差し掛かり、古都クラコフというポーランドの京都での滞在時、ガイドさん

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が朝開口一番に「優勝者が決定したわよ!」と教えてくれました。やはりポーランド中が注目するショパンコンクール、朝、大々的にTVでも取り上げられ、新聞にも紹介されます。今年の第1位はポーランド人ではなく(日本人でもなく)少し残念そうなガイドさんが教えてくれました。「1位はロシア人、しかも女性なの!、2位は二人居て、ロシア人とオーストリア人よ!」今年は6人の入賞者のうち、なんと3人がロシア出身でした。さすがラフマニノフやスクリヤビン、チャイコフスキーを輩出した国よね、とお客様とも一緒に頷きました。

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2010年11月 5日 (金)

秋深まる南西フランスの美食と美景

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日に日に秋が深まりつつある南西フランスのツアーより帰国致しました。
 南西フランスには食欲の秋に相応しい美味しい物が盛り沢山!

特に内陸部のペリゴール地方は美食の地として知られています。緑の森と大地を流れる川、そんな豊かな自然の中で育まれたフォアグラ、トリュフ、セップ茸やクルミなどをツアー中の食事でも楽しむことができました。

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2010年11月 4日 (木)

激動の歴史の舞台、クリミア半島

ウクライナ周遊8日間から戻りました。このウクライナ周遊8日間、後半はクリミア半島の旅となります。クリミア半島は風光明媚な自然の美しい場所でもありますが、近代そして現代への歴史の舞台となったところでもあります。

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クリミア半島の観光の中心地はヤルタ。ソ連時代は保養地として有名で、今もリゾート地として賑わっています。現在は海岸沿いのプロムナードも美しく、見慣れたブランドのウィンドウが軒を連ね、レーニン像に共産圏だった面影が見られるのみです。
ヤルタの観光1日目はヤルタから離れバフチサライ、セヴァストーポリを巡ります。ヤルタを出発し変化に富んだ海岸線を暫し走るとバスは山間へと入ります。秋のクリミア半島、真紅に紅葉というわけにはいきませんが、黄色、紅色、秋の景色が美しく、つい途中の湖畔で小休止をとると、村人が薬草やら茸やらを並べて売っています。バフチサライはプーシキン作の詩、バレエ作品として有名な「バフチサライの泉」で有名ですが、ここはかつてクリミア・ハン国(クリミア汗国)の首都でした。少し世界史をかじった方なら「汗国」という単語にピンと来る筈。クリミア汗国は1441年にチンギス・ハン(ジンギス汗)の末裔によって建国されました。建国初期の段階の1475年にオスマン帝国の属国となり、オスマン帝国の保護のもと国力を伸ばしました。1532年にこのバフチサライの地に都が移ります。しかしロシアの勢力拡大に飲み込まれ、バフチサライの宮殿ハンサライ(ハンの宮殿)宮殿も、1736年にロシア軍によって破壊されました。クリミア・ハン国は1783年4月8日ロシアのエカテリーナ2世によって併合され、ロシアという近代の南下を前に、ジンギス汗、オスマン帝国、ユーラシア大陸を制覇した数々の帝国の末裔はひっそりと幕を下ろしました。

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2010年11月 2日 (火)

秋のシルクロード・西域南道の旅(中国)

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 「流砂の道 西域南道とタクラマカン砂漠縦断」より帰国致しました。訪れたのは、ちょうど秋真っ盛り!各地で綿花の収穫が行われ、食事の際には毎日のようにハミウリやスイカを頬張っていました。また、砂漠に生息する胡楊の木も金色に輝いて、まるで道標のように私たちを次のオアシスへと導いてくれました。
 今回、旅をしたルートは、「西域南道」と呼ばれ、中国シルクロードのなかでも最古のルートとされるところです。今回の旅では、ぜん善国(かつての楼蘭王国)の都市遺跡であった米蘭(ミーラン)を始めとして、チェルチェンの且末故城、高昌国と呼ばれたホータンのマリクワト故城など、かつて西域南道沿いに栄えた王国の都市遺跡を訪れました。そのほとんどは風化してしまい、今や土の塊が残るのみとなっていましたが、ルートに沿って訪問して行くと、各国の興亡が徐々に浮かび上がり、西域南道そのものがひとつの大きな遺跡のようにも感じました。

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2010年11月 1日 (月)

【統一テーマデー】もし100万円の旅行券をもらったら・・・

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フランス・エヴィアンで贅沢美容療法、夜はカジノで一攫千金!

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