心癒されるミャンマーの旅
先日「ミャンマー物語15日間」より帰国致しました。インダー族のいかだ祭。タイとの国境近くの山奥まで民族との触れ合い。三大仏教遺跡バガン。自然、遺跡、民族、祭りとミャンマーをたっぷり堪能する内容盛り沢山のツアーです。
「ミャンマー?大丈夫なの??」「軍事政権じゃないの??」
と思った方。たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今月7日に行われた総選挙の影響で、日本では連日のようにミャンマーのニュースが流れています。ミャンマーに魅了されて帰ってきた私にとって、ミャンマーの報道を少し悲しく感じます。三大仏教遺跡バガン他、魅力溢れるミャンマーに興味をもつ方が少なくなってしまうのではないかと心配しています。旅行会社の人間だからこのように言っていると思うかもしれませんが、その立場を抜きにしても、個人的にもう一度訪れたい国です。理由は弊社社員のミャンマー人、キンキンテーのこのブログ記事にも載っておりますので、ご興味のある方は一度読んでいただければと思います。
一度ミャンマーを訪れて好きになり、何度もキャンマーに行くという日本人も少なくないそうです。
実はミャンマー人と日本人は一部民族によっては顔も似ています。特にバングラデシュとの国境沿いの高地に住んでいる民族は、本当にそっくり。ミャンマーは超多民族国家なので、ミャンマー人でも住んでいる地域によって顔やその服装は多種多様です。かの有名なタイに住んでいる首長族は、もともとミャンマーに住んでいたとも言われます。
ツアーではアカ族、エン族、パウラン族など山奥に住んでいる民族を訪ねました。特にエン族はその風貌も私達に強烈な印象を与えてくれました。犬のような歯と言われている歯 は紙煙草などで真っ黒になって、耳には民族衣装の飾りをつけるために大きな穴が開いています。イタコが村を仕切っており、私達の生活とかけ離れた世界がそこには存在していました。
今回はなんと、ミャンマーを訪れている間に、国旗が突然変更しました。
「え?」と思った方は多いのではないでしょうか。私も突然のことでびっくりしました。おそらく添乗員をして世界を飛び回っていても、こんな経験はそうないと思います。
ヤンゴンをバスで走行中、街の至る所に見慣れない旗。なんだろうと、じっと見ているとガ イドが「新しい国旗だよ。」と教えてくれました。ガイドは総選挙後に新しい国旗になると思っていたようですが、既にその時には正式な国旗だったようです。国民達の間でも政府の発表が急だった為、情報が交錯していたのです。ガイドの話によると、以前の国旗は農民と労働者、そして7つの管区と7つの州を表していてとても意味が深かったそうです。しかし今の国旗は突然のことでなかなか馴染めないそうです。
ミャンマーは今新たな局面を迎えています。
しかし、自然、遺跡、多様な民族、心優しい地元の人々との触れ合いは、今なお変わらず私達を迎え入れてくれることでしょう。
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