2010年11月30日 (火)

初秋のトスカーナで珠玉の絵画と美味しい秋に出会いました(イタリア)

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10月下旬、色づきかけた黄葉が爽やかな初秋のトスカーナ地方を旅してきました。このツアーのテーマの一つが「芸術三昧」、その言葉の通り、特に旅の前半は地方の小さな街や村で、初期ルネサンスの画家達の珠玉の作品に触れました。後半はフィレツェ4連泊で芸術にたっぷり浸った旅。ご参加者の多くは訪伊3度目、4度目というイタリアを愛する皆様で、弊社月刊誌の宮下孝晴先生の連載を毎月とても楽しみに熟読しているという美術好きの方々でしたが、中でも最も楽しみにされていたのがピエロ・デラ・フランチェスカ作『聖十字架伝説』でした。アレッツォ(映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のロケ地でもあります!)のサン・フランチェスカ教会、内部に入るとその壁画の色彩が真っ先に目に飛び込んでくるのですが、感動を一気に味わいたくて、はやる気持ちを抑えて何となく目をそらしつつ、前に進んだ添乗員と皆様。入場券を渡していよいよ内陣の中へ…ようやくそこで思い切って顔を上げました!その一瞬、誰もが声を失ったかのような沈黙に包まれました。下から仰ぎ見た聖十字架の物語。一つ一つのテーマは、豊かで優美な色遣いで表され、登場人物はギリシャ彫刻のように高貴な表情。その大きさに圧倒され、三方を取り囲む伝説の世界に吸い込まれました。『聖十字架伝説』は、ピエロ・デラ・フランチェスカの最高傑作でありながら、壁画であるためここアレッツォを訪れないと見ることができない作品。けれでもこの一点を見るためだけにでもアレッツォを訪れる価値があります。アレッツォの他に出身地サンセポルクロやモンテルキなど小さな街や村に1つずつ、或いは数点ずつ点在するフランチェスカの作品を辿る楽しみもあります。また、フラ・アンジェリコの『受胎告知』をコルトーナの司教区美術館とフィレンツェサンマルコ美術館で見比べるなど、美術好きのお客様には特に興味深いツアーであったと思います。

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さてさて素晴らしい芸術に触れるのもいいけれど、旅に出たらやっぱりその土地・その季節の美味しいものも食べたい!今回はそろそろ今年の新しいオリーブオイルが出回る頃。トスカーナの新オリーブオイルは緑色がまだ残る若い実も収穫して作るため、濃いキレイな緑色をしています。味わいはとてもフレッシュで、ピリッとした辛みや独特の風味があり、トスカーナの塩味のないパンにつけて食べると本当に美味しいのです。ある日のレストランでその味の虜になった皆様。実は市場に出回るにはまだちょっと早く、あちこちの店で空振りに終わったのですが、運よく一つのお店で少しだけ入荷していたものを分けて頂くことができました。その他、モンタルチーノのワインやピエンツァのペコリーノチーズ(羊乳チーズ)などトスカーナは美味しいものがいっぱい。イタリアの秋の味覚ポルチーニ茸はフィレンツェでグリル焼きとパスタを堪能しました。

あっという間の9日間が経って、気付けば「花」も「団子」も思いっきり満喫してしまった今回の旅。何回来ても、やっぱりイタリアって面白い。そんなお声を頂きました。皆様の「イタリア愛好度」はますます深まってしまったようです。(長崎)
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