2010年11月16日 (火)

ルートヴィッヒ二世ゆかりの城を訪ねて

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先日、「南ドイツアルプスと歴史街道の旅 13日間」より帰国致しました。この秋は季節はずれの暖かさがあったかと思えばその後、急に寒波が来たとのことで私達が訪れた10月中旬から下旬は黄葉が例年より遅く大変綺麗でした。それにしても、近年は日本もそうですが、予め気候を考えて服装を選ぶのはなかなか難しいものです。今回は真冬のような寒さもあり、南ドイツアルプスの麓の街、ガルミッシュ・パルテンキルヘンでは夜、雪が降ったほどです。翌朝は見事に晴れ渡り、登山電車に乗ってドイツ最高峰のツークシュピッツェ(標高2964m)の頂上展望台からは雪を被ったドイツ、オーストリアのアルプスの山々が見事に見渡すことができました。このように、南ドイツの自然を存分に楽しみ、街道沿いの大小の街々を巡りますが、このコースの特徴的なところは、バイエルン王ルートヴィッヒ二世が建てた三つの全ての城を訪ねることです。

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言わずと知れた、「ノイシュバンシュタイン城」はルートヴィッヒ二世が中世の騎士物語や、ワーグナーのオペラの一場面をイメージした部屋が造られた夢の城です。その外観はドイツの多くの旅行冊子にも登場する位で、白亜のおとぎ話に出てくるような外観は皆様も一度は写真でご覧になったことがあるでしょう。ここを訪れた時、季節はずれの雪が前日に降った為、うっすらと白く雪化粧をした城を見ることが出来ました!通常のドイツ旅行では、これ以外のルートヴィッヒ二世の城を訪れることは稀だと思いますが、このコースで他に訪れるのが「リンダーホフ城」と「ヘレンキームゼー城」です。南ドイツのスキーリゾート地、ガルミッシュ・パルテンキルヘンからも近い「リンダーホフ城」はフランス、ベルサイユ宮殿内のプチ・トリアノン宮殿をモデルとして建てられました。入り口からしばらく森の中を歩いて行きますが、自然に囲まれて小さいながらも気品ある城の造りが意外でした。ルートヴィッヒ二世というと巨大で派手な建物を連想していたからです。幼なじみのシシィ(ハプスブルク家皇妃、エリザベート)と子供の頃は自然の中で遊んだという彼は本当に自然を愛していたのだなあと想像しました。もう一つはバイエルン州で一番大きな湖の小島にある「ヘレンキームゼー城」。ここは規模も費用も一番かけたと言われていますが、王が亡くなった為、未完の城です。内部にはベルサイユ宮殿そっくりの鏡の間があったり、ルイ王朝家の人々を招いての夕食会を空想の中で行う為、王が特注で作らせた魔法の食卓が見ものです。ミュンヘンでは王が誕生した部屋が残る「ニンフェンブルク城」、ミュンヘン郊外にあり、王が謎の死を遂げたシュタインベルク湖にも立ち寄りました。

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今回の旅は、ツアー名があるとおり、アルプスという自然と街々を堪能すると共に、南ドイツとは切っても切れないルートヴィッヒ二世の生涯を辿る旅でもありました。狂気と言われた王の城は現在この地に計り知れない観光客を招き、ワーグナーという偉大なる音楽家をこの世に残したことを考えると、複雑な気持ちになり、ルートヴィッヒ二世という人の事がもっと知りたくなりました。(帯津和美)
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