2010年11月10日 (水)

黄金の輝きが眩しい秋のチェコ

Karlovyvary

 先日、「ポーランド、チェコ、中世ロマンの古都を訪ねて」のツアーより帰国しました。
 ツアーの前半ではポーランドを訪れ、首都のワルシャワではショパン国際ピアノコンクールの受賞者コンサートを楽しんできました。コンサートや秋のポーランドの様子は、一昨日昨日のブログで紹介されていますので、本日は、私たちが後半に訪れた秋のチェコについてお伝えしたいと思います。

Ceskykrumliv

 前半は、平野の多いポーランドの大地をバスで走ってきましたが、後半チェコに入るとゆるやかな丘陵地帯も広がり、窓から見える景色も変化してきました。ポーランドでは木々が黄色に色づき「黄金の秋」と呼ばれる風景を堪能してきたのですが、チェコに入っても黄葉の美しい景色は続きました。
 ポーランドもチェコもすっかり秋を迎え、東京よりはずっと寒いのですが、お天気に恵まれ、空にはほとんど雲もなく真っ青。中世に迷い込んだような佇まいを残すチェスキー・クルムロフの旧市街を散策して、澄んだ空気の中、雲ひとつない青空をバックにお城の塔がすっと伸びている姿や、黄色く色づいた木々が立ち並ぶ景色を眺めていると、寒さなんて気にならず、ツアー参加の方々は思わず「きれいねぇ~」と何度も口にされていました。

Hluboka1

 フルボカ城という小高い丘の上に建つ白亜のお城に見学に行く際は、ゆるやかな坂道を上って行くのですが、お城まで歩いて行ったその道の美しかったこと!黄色い葉っぱを付けた木々が並ぶ坂道をみんなでゆっくり上って行くと、眼下にはフルボカの街並みが見渡せ、そのうち真っ白なお城が見えてくるという道なのです。きつい坂道ではないのですが、上りはちょっぴり息が切れてしまうものの、おしゃべりしながらのんびり、黄金の木々を愛でながらのお城までの散歩道です。バンなどの車であっという間に丘の上のお城まで上ることも可能なのですが、この坂道は黄葉の美しい秋には是非自分の足で歩きたいおすすめの道です。何度も同じ道を上り下りしているはずのガイドさんも、「きれい!」を連発し、黄色い落ち葉を楽しそうに拾っていました。
 秋のヨーロッパは寒いからと、訪れるのを避ける方が多いのですが、実際行ってみると、東京の冬の寒さ対策をしていけば十分。ツアーに参加された方からは、「思ったより寒くない!それよりお天気も良くて、澄んだ空!なにより黄葉が美しい!」という声を何度も聞きました。木々の葉っぱが黄色やオレンジ、赤に色づく秋のポーランドとチェコは、寒さも気にならないくらい、「黄金の秋」という言葉どおり眩しいほど輝いていました。(武石)

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