トルコの秋を満喫!
先月末「トルコ自然・歴史遺産と古都サフランボルを訪ねる12日間」の旅より戻りました。
このツアーは、サフランボルとカッパドキアを含めたトルコの西側をじっくりと回ります。道中、木々が色づいている所があり、紅葉も楽しめました。
さて、トルコの秋の風物詩といえばザクロジュース。休憩に立ち寄るドライブインや遺跡の出入り口など旅行中、どこでも店先にザクロをゴロゴロ並べたジュース屋さんを見かけました。トルコのザクロはソフトボールほどの大きさ。注文するとその場ですぐに絞ってくれます。ザクロの可食部はわずか20パーセントと言われており、一杯のコップを満たすために一個半以上使用します。それでたったの5リラ(約300円)しない位ですから安いですよね。味は甘酸っぱく、美容に良さそうな栄養がギュッと濃縮された感じです。イスタンブールでは最近、サラダにザクロドレッシングをかけるのが流行っているとも聞きました。日本でも一時ブームになったこのザクロ、秋に訪れたらぜひ試してみてください。
ツアーの食事にも秋らしいデザートが出てきました。
薄く切ったカボチャをシロップ漬けにしてピーナッツのソースをかけたもの。ソースが少ししょっぱく、甘い甘いカボチャとうまくマッチしていました。カボチャといえば、カッパドキアを移動しているときにたくさんのカボチャを見かけました。広い畑一面にころがっている黄色いカボチャ。地元の人にとってはありふれた景色なのでしょうが、なんだか壮観です。これは種だけ採り、実は捨ててしまう種類なのだとガイドさん。さすが日本の二倍の土地を持ちながら人口は日本の半分というトルコのやることはスケールが違います。また、今はサトウダイコンの収穫の季節。畑に石が沢山積まれていると思ったらサトウダイコンでした。見かけはダイコンというよりジャガイモに似ています。トルコの砂糖は全てサトウダイコンからつくられるそうです。トルコの甘いお菓子の数々を思い出しました。
奇遇にもトルコ最終日は、建国記念日でした。1923年10月29日、トルコ共和国は成立しました。初代大統領は、ケマル・アタテュルク。どこのレストラン、ホテル、出店へ行ってもアタチュルク様の写真が飾ってあるほどトルコの父として人々に尊敬され、愛されています。イスタンブールではタクシン広場を中心として新市街の道路に国旗色の赤い旗が飾られ、お祭モードでした。また今年はエルトゥールル号事件から120年目の節目にあたり、トルコと日本の友好年として和歌山県串本町の町民の方々がトルコを訪問したり、様々なイベントが催されています。親日家で有名なトルコはどこへ行っても陽気に日本語で声をけられます。「写真を一緒に撮って!」と言われることもしばしば。これからもこの友好が途切れることがありませんように。(名倉)
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