海の幸&大地の恵み、美味しい秋の南イタリア
先日、「イタリアロマネスクとガルガノ半島」の旅より帰国しました。
ツアー名だけではどこを訪れたのかいまいちわかりづらいですね。
イタリアを長靴に例えると、つま先のレッジョ・デ・カラブリアから土踏まずのターラント、かかとのソレント半島、くるぶしのように出っ張っているガルガノ半島を巡り、弁慶の泣き所の脛に位置するカゼルタまでぐるっと巡る12日間の旅です。
このあたりは、東ローマ帝国の伝統を受け継ぎながら、ヨーロッパとエルサレムを結ぶ巡礼路上にあるという地の利、パレルモのノルマン王朝から神聖ローマ皇帝フェデリーコ2世の時代と、いろいろな条件に恵まれ、個性的で魅力的なロマネスク様式の教会や修道院がよく残っていて、それらのモザイクや彫刻、フレスコ画などの芸術を巡るのが今回の旅の楽しみです。
ロマネスク美術や芸術に関しては、同じく弊社ブログ「ろまねすく通信」でご紹介していますので、
今日は秋色に色付き始めた南イタリアで、私たちの心とお腹を満たしてくれたお料理の数々をご紹介したいと思います。
南イタリアといえば、トマト、パスタ、オリーブオイル、モッツァレラチーズなど「イタリア料理」ときいて思い浮かべる諸々の特産地でもあります。
パスタ、と一口に言いましてもスパゲッティーやマカロニだけではありません(むしろほとんど見かけませんでした)。
日本でも聞かれるようになってきた、耳たぶの形の「オレキエッタ」、ペン先の形の「ペンネ」に始まり、
らせん状にねじれた「フジッリ」や一口サイズの「カヴァテッリ」などあまり日本では見かけないものも登場します。
パスタにはトマトソースが主流ですが、菜っ葉やジャガイモとあえたもの、ムール貝とジャガイモと塩味なんて意外なようで、とっても美味しい組み合わせのものもありました。
(美味しすぎて写真は撮り忘れてしまいました…。)
パスタ以外にはシーフードが豊富なのも、海に囲まれた南イタリアの旅の良いところです。
ムール貝とともに生きている、というくらい、ムール貝をよく食べるターラントを始め、特にイオニア海に面した南イタリア東海岸のプーリア州の町々では、貝やイカ、海老などの海の幸がよく出てきます。
ヨーロッパの北のほうの国々と違い、昔から海とともに生きてきた地中海沿岸の国々の人は、タコやイカ、ウニや貝類など「うろこのない」海の生き物も食べます。
昔からよく食べるので、料理法もいろいろあり、ただのマリネからちょっとしゃれた煮付けまでバラエティーに富んでいるのもよいところです。
ガルガノ半島はキノコもよく取れますので、秋は、野菜に加えてキノコや旬のオリーブも食卓を彩ります。
最近では、かつての豪農の屋敷を改築したようなホテル・レストラン「マッセリア」や、アグリツーリズモなどのスローフード運動も盛んで、食の面でも一層注目の南イタリア。
美味しいパスタを食べたいな、という時にも、真っ先に思い出す場所です。
(山岸)
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