【共通テーマデー】もしも私が過去の偉人として生まれ変われたなら
共同統治者であった弟(プトレマイオス13世)からペルシオンへ追放されていた私は、ちょうどアレキサンドリアにやってきていたカエサルに面会すべく、絨毯に巻かれてカエサルのところまで運ばれます。くるくるくるじゃーんと絨毯の中からさっそうと登場します。(普段の私ならすぐに捕まってしまいそうですが、今はクレオパトラなので大丈夫です。)カエサルをまず虜にしました。
その後、カエサルの暗殺を阻止し、ローマとエジプトによる世界帝国を・・・というのもいいですが、歴史が変わってしまうので、「ブルータスお前もか」の有名な言葉を残し、カエサルは暗殺されてしまいます。そして、カエサルの後継者争いに登場するのがオクタヴィアヌスとアントニウス。クレオパトラはアントニウスに照準をあて、ここ一番の勝負服で着飾り、アントニウスを虜にします。
再びローマの後ろ盾を得て、毎日ごちそうを食べ、ナイルクルーズを楽しんだりと優雅に過ごします。
そうして悲劇の終焉。アクティウムの海戦でアントニウスは敗れてしまいます。ここでクレオパトラなら、勝者のオクタヴィアヌスをまたも誘惑しそうなものですが、自殺を選んでいます。これはもうオクタヴィアヌスがよほど魅力のない男だったとしか考えられません。
ここですぱっと命を断てた潔さもクレオパトラの魅力の一つですが、自殺するにもまだ39歳の若さなのでもう少し生きたい私は、オクタヴィアヌスに捕まる前に、インドに渡り、あらかじめ逃がしておいた息子のカエサリオンと合流し、新たに小国を建て、幸せに暮らしたいです。(大木)
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