2011年1月27日 (木)

静かな森の住人に出会いに(ウガンダ)

P1_3 先日ウガンダ・ハイライト9日間のツアーより帰国致しました。ウガンダに森があるの?乾燥しているサバンナばかりでは?そんなイメージが広がる東アフリカに位置するウガンダ。標高が比較的に高く、赤道直下にも関わらず1年中過ごしやすい国、そんなウガンダの最西部にある深き森で感動的な出会いをしてきました。

その深き森の名はブウィンディ原生国立公園。コンゴ民主共和国との国境沿いに位置する大きな森で、アフリカの生態系の中でも最も豊かな森の1つだそうです。120種類の哺乳類(その中で、10種類の霊長類)、約340種類の鳥類、310種類の蝶類が確認され、世界自然遺産にも登録されています。
そして何と言っても、この国立公園には世界でも希少なマウンテンゴリラが野生で生息していることで有名です。現生の霊長類の中で最大のゴリラ、マウンテンゴリラは世界でおよそ700頭しかいないと言われ、ウガンダにはその半数が生息しているそうです。つまり絶滅危惧種。高地に住むマウンテンゴリラは、日本の動物園には居ないとのこと、出会えるのはこの中央アフリカだけなんです。

P4_2 さて、このブウィンディ国立公園でのゴリラに出会うために、「ゴリラ・トレッキング」に参加します。誰でも森に入り、ゴリラを探しに行けるわけではありません。ゴリラトレッキングに参加するには、ウガンダ野生生物管理局の発行する「ゴリラ・パーミット(ゴリラ許可証)」が必要です。これは、野生ゴリラに心理的ストレス、負担を与えないように人数制限をしている為です。観察できるゴリラは、数年かけてレンジャーたちにより「ハビチュエーション」というやり方で、人間に馴れさせているとのこと。レンジャーたちが、毎日のように森へ入り、近くで草を食べてみたり、一緒に行動してみたり、少しずつ「人間は敵ではないんだ」と思わせる為に、またゴリラにストレスを与えずに観察するために、約2年かけてハビチュエーションを行っています。そして、そのハビチュエーションを完了したゴリラのグループのみ、私たちは出会うことができるんです。

今回、観察しに行ったグループの名前は「ミシャヤグループ」。 咳やクP3_2シャミは後ろを向いて!病気の人は参加辞退して下さい!大きな声を出さないで!等多くのルールの講習を受けたあと、私たちは深い森へと足を踏み入れました。1つのゴリラのグループを観察できる人数は、1日たった8人、しかも1時間だけ!
森へ足を踏み入れて、レンジャーたちがトランシーバーを使用しながら、ゴリラの鳴きまねをしながら進んでいきます。道なき道を歩き、鉈で草や木々を切り分けながら、進むこと約4時間・・・。どこにゴリラがいるの!!?と疲れ果てた私たちに、レンジャーが突然、「静かに!」と。もしかしてマウンテンゴリラを見つけたのかな?と思ったとたん、草の中に寝転ぶマウンテンゴリラをついに発見!!

P2_2 すると後ろからメスのマウンテンゴリラ、その子供(4歳)、後ろにもメスのマウンテンゴリラ・・・と続いて現われました。静かにしなければいけない、しかし興奮が声に出てしまいそう!とメンバー自体は少ない人数ながら、皆同じ気持ちでゴリラの後を、泥まみれになりながら追い続けました。のんびりと草を食べるゴリラ、木で遊ぶゴリラ・・・彼らの日常を少しだけ見せて貰いました。オスのマウンテンゴリラは体長180センチにも及び、力も強いゴリラですが、恐怖は微塵も感じさせませんでした。ゴリラはずっと凶暴な動物と思われてきました、映画のキングコングなどが典型的な例ですね。その為、昔から探検家やハンターはゴリラを殺し、食べ、手や頭を密輸してきました。

静かな森の住人マウンテンゴリラ。レンジャーや動物管理局の人たちの多大なる森とゴリラへの愛と、厳しいルールで守られています。100年先も200年先も、この700頭というマウンテンゴリラの数が減少することなく、人間と共生できることを願いながら、私たちは1時間という貴重な時間を終え、森を後にしました。(坂岸)

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