2011年1月 6日 (木)

色鮮やかなエチオピア

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先日、『神秘の歴史、エチオピア周遊 11日間』のツアーより帰国しました。
突然ですが、「エチオピア」と聞いてどんなイメージが頭に浮かぶでしょうか?80年代の飢饉のニュースも記憶に新しく、世界でも最貧国の国とされるエチオピア。ただ決して裕福とは言えないこの国でも、確かに感じるのは心の豊かさや信仰心の厚さです。

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エチオピアならではの独特な宗教画。これを目にした瞬間、新しいエチオピアのイメージが加わりました。エチオピアにはエチオピア正教という独自の宗教があります。教典が旧約聖書、新約聖書に加え、追加本があり色々な物語が盛り込まれているのも興味深いのですが、一番驚かされた事は、その色鮮やかな宗教画でした。森の中にひっそりとある教会。靴を脱ぎ、中に入った途端に目に入った極彩色の世界!!石や泥を使った外側の地味な色合いとは異なり、内壁は泥と藁を混ぜたものにキャンバスがはれるようになっている。原色を多用したアフリカらしい色調。鮮やかな色はすべて天然素材を使用したものです。薄暗い内部に浮かび上がる宗教画には、見る者全ての人の心を惹きつけるものでした。
圧巻だったのは「天使の天井」天井いっぱいにかかれた天使達。顔は浅黒い肌に丸顔、ぱっちり見開いた大きな目が印象的。美しさと荘厳さで、しばし口をあんぐり開けて見入ってしまいました。「神の力はあらゆる方向へ向いている」という意味があり、どこに立っても目が合う天使達に見守られた空間。すっかりエチオピアの宗教画に魅了されました。

他のどこでもない、エチオピアに行かなければ見ることのできない、触れることのできない独特な魅力。今までのイメージを打ち破る驚きでした。(岩間)

エチオピアのツアーはこちら

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