2011年2月18日 (金)

インドで幸せな結婚式に参列!

002_2先日「インド悠久文明の旅13日間」の添乗より帰国致しました。今インドはベストシーズンを迎え、気温が下がり非常に過ごしやすい日々が続いております。私達のツアーも天気に恵まれ、雨が降ることもなく、青々とした空のもと、インド北西部の13の世界遺産を巡りました。
突然ですが、皆様はインドの結婚事情をご存知ですか?日本では6月がジューンブライドということで、結婚式の多い時期ですが、インドでは2月と11月が縁起の良い月という事で多くの人が結婚式を執り行う習慣があります。今回はそんな2月上旬のインドで様々な土地で多くの結婚式を目にしました。
今、インドでの目まぐるしい経済成長は日本でも有名ですが、それによってインドにおける結婚式も変化しているようです。インドでは富裕層が増え、従来自宅周辺で行っていた結婚式も、ホテルを利用することが多くなっているそうです。結婚式には新郎新婦の家族、親戚、友人、同僚、近所の人、家族の友人、友人の友人など、かなり幅広く多くの人を招待し、大きな結婚式では500~400人ほど参列します。
私達が宿泊するホテルも、毎日のように結婚式が開催されていて、アジャンタ、エローラの石窟寺院が近いオーランガバードでは、お客様と一緒に結婚式の会場にこっそり参加させてもらいました。

さっそく結婚式の会場に入ると、豪華な装飾、インド料理が立ち並ぶブース、壇上には新郎新婦とその家族が、招待客を温かく迎え入れていました。招待客は、壇上の二人と写真をとり、祝福の言葉を交わすために列をつくります。そんな様子をお客様と眺めていると、主役のお二人の親戚の方より、「あなたも一緒に写真をとってお祝いしてよ!」と言われました。少し戸惑いながらも、せっかく声をかけてもらったので、一緒に写真を撮ろう!ということになり、さっそく列に並びました。
私達の順番が近づいていくにつれて、高鳴る鼓動。とうとう私達の番になりました。残念ながら、英語は少ししか通じませんでしたが、ありったけの笑顔で「Congratulations!!」とお祝いの言葉をかけると新郎も新婦も笑顔で返してくれました。非常に思い出深い一夜になりました。

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また最後に宿泊した都市、ジャイプールでは、日本でいう大安吉日のような日を迎え、その日一日バスの中からは、なんと10ヵ所以上の結婚式を見ることができました。ジャイプールという街は、ピンクシティーと呼ばれ、昔プリンス・オブ・ウェールズを迎え入れるために街中をピンク色に染めたという美しい町です。ジャイプールの「風の宮殿」は日本でも有名で、この宮殿の写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。そんなピンクシティーで、私達は心もピンクになるような、幸せいっぱいの結婚式を次々と見ることができました。
ジャイプール位置する、インド北部の結婚式では、白い馬やらくだ、さらには象までが参列し街中を歩きます。楽団員が軽やかで陽気なメロディーを奏で、会場の雰囲気は最高潮に!多種多様な民族、言語、宗教、文化をもつ人類のるつぼインド。そんなインドにいる間は、そのキャラクターに圧倒され、驚かされることが多々ありますが、結婚式に参加しているインドの人々は、この日ばかりは日常を忘れて、踊り歌いの大騒ぎです。そして宴もたけなわ、式の終盤には花火があがり、まるで日本にある有名な遊園地のパレードのようです。

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インドの遺跡や、文化遺産は太古の昔インダス文明から4000年の歴史をもち、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教などなど、複数に宗教が絡まり、他国には類を見ない素晴らしいものばかりですが、今回ばかりはインドの人々の幸せなひと時を垣間見ることができ、人々の笑顔が何より心に残る旅でした。(霍間)

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