2011年2月14日 (月)

のんびりゆったり、ラオスの楽しみ方

年末年始のラオスのツアーより帰国致しました。時間がゆっくりと流れる国、ラオス。Eleblogtemplate東南アジアの中でもまだあまり知られていない国、それがラオスです。まだまだゆっくりですが近代化がすすむ首都のビエンチャンのようなところもあれば、雄大に流れるメコン川が生活の中心となっている地方の村もあります。どこに行ってものんびりしているなあ、というのが印象的でした。
ラオスの中にある世界遺産の一つ、ワット・プー。ここはかつてのクメール文明の神殿の跡が残っています。上の本殿にまでの段が300段近くありますが、ここを登り切ると参道を見下ろす素晴らしいパノラマを楽しめる所。このツアーで、最も歩くところです。さあこれから階段をのぼるぞ!という時に現地ガイドさんが言ったセリフがこちら・・・。「ここからまず「最初」に上がるところはナーガ(ヒンドゥー教の神で蛇の化身)の背中です。この背中のウロコを渡って行くのでここは階段とは言いません!」ともちろんマジメにいっているのです。このように真剣に案内をしてくれた現地ガイドさんは、もちろんラオス人。素朴な人柄がここでも垣間見えました。確かに上りとは言え、段も低いし、階段と呼ぶほどのものではないかもしれない・・・と前向きに考えいざ出発。途中では、現地名チャンパと呼ばれる、プルメリアという小さな白い花が咲き誇っていました。これはラオスの国花にもなっている花で、道路が発達していないラオスでは、国内移動で幾度となくお世話になった我らがラオス航空にも、水色にこの白いチャンパの花がトレードマークです。小休止を取りながら、ガイドさん曰く77段の階段を上るとそこは本殿跡。その日はお天気も良く、素晴らしいパノラマをお楽しみいただきました。

Banvienblogtemplateもうひとつ、印象的だったのが今年からご案内をはじめたバンビエン。ガイドブックにも情 報があまりなく、航空機も飛んでいないのでビエンチャンからバスで3時間半ゆられて到着。夜は外も真っ暗で何も見えず、皆さまここに何があるの??という空気を隠せない夕食の雰囲気。でもそんな心配は御無用!翌朝、日が登る前の薄明るい時間、まさに「ラオスの桂林」と称されるに値する美しい切りたった山々に気球がゆったりと浮かび、目の前の清流ナムソン川で川下りをしている、といったのんびりとしたまさにラオスらしい風景を堪能することができました。
今回は年末年始にかけてのご案内で、ゆったりとしたひと時をラオスで過ごすことができました。なにがあるの?という印象もあるかもしれませんが、忙しくなく、ゆったり過ごす心を持つことがラオスでの楽しみ方の最大のポイントです。今回も素朴な人々やメコン河の雄大な自然に癒された10日間でした。(佐々木恵子)

≪ユーラシアがお薦めする自然と歴史の国ラオス≫

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