アイスランドで温泉に入ろう
冬のアイスランドより帰国しました。今回は、清々しいほど透明感溢れる冬景色のアイスランドをたっぷり味わうことができました。アイスランドの冬というと、極寒のイメージでしょうか?しかし、意外や意外、日中の気温は3度ぐらい。冬の秋田と同じぐらいの気温だそうです。アイスランドの天気は一日の間にころころと変わることで有名ですが、まさかこんなに激しいとは思っていませんでした。雨がいきなり降り始めたかと思うと、嵐のような風が吹き荒れ、その後はあっという間に雲が去り、晴れ間が現われ、黄金の夕暮れに。夜、満点の星空を眺めていると、雪がちらつき、瞬く間に辺り一面銀世界になりました。これには我が目を疑いました。
他にも迫り来る蒼い氷河、凍てつく滝など、アイスランドの大自然の魅力は尽きませんが、今回はブルーラグーンをご紹介しましょう。
ブルーラグーン」というと、南の島を想像なさるかもしれません。確かにこの「ラグーン」=「湾」は青い水で満たされていますが、湯気で白く煙っているのが特徴。これはアイスランドが誇る世界最大級の露天風呂なのです。水着着用ですので、露天プールといった方がいいかもしれません。火山大国アイスランドは地熱利用が盛んですが、ブルーラグーンは地下2000mから汲み上げた熱水を発電に使用したあと、それを再利用した人工の温泉なのです。ミネラルたっぷりのお湯は、アトピーや湿疹などの皮膚病治癒にも効果があるそうで、欧州からの湯治客も多いとか。
ではさっそく入ってみましょう。施設は一流のスパのように豪華で快適。まさに温泉リゾートです。水着に着替えたら、シャワーを浴びていざラグーンへ。海水のようにしょっぱいのは、ミネラルたっぷりの証。競泳用50mプール4個分という広大なラグーンは、場所によって温度や深さも異なります。お湯に浸りながら、自分に快適なポイントを探しましょう。洞窟風呂などもあり、探検気分を味わうことができます。泳いでもOK。さて、ここで必ず試して頂きたいのが「シリカ」。ブルーラグーンのミネラルが凝縮した白い泥のような物体です。これで顔や身体をパックしてください。びっくりするほどお肌がスベスベに。おそるべし、ブルーラグーン効果。私が人生で体験したなかで一番の「美人の湯」でした。
はじめはちょっとぬるく感じるお湯も、のんびり浸っているうちに、身体の芯から温まってきます。プールの真ん中にバーもありますので、ビールを一杯なんていうのもいいですね。頭上には遮るものが何もない大空。開放感たっぷりです。すぐ傍には黒い溶岩大地が広がっていて、月面でぷかぷか浮いているような気分になってくることでしょう。
アイスランドは、お風呂のお湯は温泉というホテルが多いのも嬉しいポイント。氷河観光の後に温泉でリラックス・・・これぞ究極のリゾート国家かもしれませんね。ちなみに帰国後もしばらくはお肌がスベスベ…だったような気がします。(大西)
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