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2011年3月

2011年3月31日 (木)

世界最大級の棚田と羅平の菜の花畑(中国・雲南省)

Genyoriceterrace2

先日「羅平の菜の花畑と元陽の棚田8日間」のツアーより帰国しました・・・と聞いても、それはどこ?と、疑問に思う方が多いと思います。
答えはタイトルに記載していますが、中国・雲南省です。
元陽は昆明から南へ400kmくらい、羅平は東へ同じく昆明から400kmくらい離れた少数民族が多く住む地域です。冬場でも日中は天気が良ければ25度くらいまで気温があがる温暖な地域であります(朝晩は結構冷えます)。

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2011年3月30日 (水)

ミャンマーの僧院に暮らす人々の食事事情

Monsteryblogtemplate 先日、「ミャンマー物語」より帰国しました。
日本で報道されているミャンマーの様子から想像すると、町に軍隊がいるようなピリピリした感じかな、なんて思われる方もいるかもしれませんが、実際のところ、軍隊を見かけるようなことはそうそうありません。実際に行ってみると、とにかくお坊さんや寺院にお参りに行く人々がいっぱいで、穏やかでのどかな雰囲気だという印象がとても強い国です。

今回のツアーでは、お坊さんの食事風景を見学する機会がありましたので、その様子を少しご紹介致します。ミャンマーでは、保護者の了承を得た子供たちが僧院で生活をしています。僧院での食事は1日2回、早朝と10時半頃の2回だけで、12時以降に口にしても大丈夫なのは、水だけです。今回訪れたマンダレーマハーガンダヨン僧院では、その2回目の食事風景を見学することができるため、10時頃から観光客が押し寄せ、食堂付近を囲みます。食堂では、配膳をするお坊さんの姿が見え、食堂の入口には、おかずが入った大きな容器が運ばれてきます。そして、10時半頃に合図の鐘が鳴ると、僧院の各部屋から托鉢を持ったお坊さんたちが列になって食堂へやってきます。今回見学した日でさえも数百人もいて、随分多いなと思いましたが、現地ガイドさんに伺うと、今は地方の僧院に行っているお坊さんが多く、普段はもっと多くて食堂のテーブルがびっしり埋まるのだそうです。集まってきたお坊さんは、一人ずつ入口でおかずをもらい、各自テーブルにつき、私語厳禁の厳かな中、食事をされます。観光客も食堂の中に入って近くから見学する事ができるのですが、鉢の中をのぞくと、結構な量のご飯が入っています。おかずは基本的には煮魚やバナナを煮たものですが、寄進者がいた日は違う食事が出されます。食べ物を鉢に残して早々と食堂を去る人が多いのは、部屋に戻って残りを12時ギリギリに食べるためなのだそうです。それでも12時以降は翌朝まで何も食べずに勉強や修行をするなんて、すごいことです。

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2011年3月29日 (火)

ベビーラッシュのケニア・タンザニアへ!

00 先日、「ケニア・タンザニア八大サファリ大周遊 12日間」より帰国しました。スコールが降ったこともありましたが、概ね天気にも恵まれ、からっと爽やかな空気の中、観光をお楽しみ頂けました。

さて、今回は八大サファリというツアー名通り、ケニア、タンザニアを通して合計八か所の国立保護区や国立公園を訪れました。フラミンゴでピンク色に染まるナクル湖国立公園、火山のクレーター内に位置するンゴロンゴロ自然保護区、名峰キリマンジャロが最も美しく見える場所と言われるアンボセリ国立公園、バオバブの木が林立するタランギーレ国立公園等と、同じサファリでも毎日変化に富んだ風景をお楽しみ頂けるこちらのツアーですが、毎年1月から2月にかけては動物達のベビーラッシュの時期となり、可愛らしい赤ちゃんに出会えるというおまけがつきます。

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2011年3月28日 (月)

美味しいキプロス島をいただきます!

Halloumi_cheese先日、「南北キプロス島を極める 8日間」のツアーより帰国しました。
キプロス島は地中海の東端に位置し、ここは海を隔てて北にトルコ、東にシリア、南にエジプトがある場所です。この島の形、個人的にはカブトムシがひっくり返ったような形だなと思っているのですが、その特徴ある島の形はキプロス共和国の国旗にもデザインされており、世界で唯一、国の形が国旗にデザインされた珍しい島です。
キプロス島は全体的に冬でも温厚な気候で、一年を通じて天候が安定しています。そのため、野菜や果物の栽培も盛ん。山間部では酪農も営まれていますし、地中海の海の幸も豊富です。そんな恵まれた食材を使ったキプロスの料理は、南部はギリシャの、北部はトルコの影響を受けており、とても美味しく、ツアー中ついつい食べ過ぎてしまいました。今回は、キプロスの美味しい魅力をご紹介します。

まずはチーズを使った料理から。キプロスではハルミチーズと呼ばれる、ヤギの乳を使ったチーズが有名です。クセは少なく、ほどよく塩味がきいています。これを薄くスライスしてフライパンなどで軽く焼き、パンと一緒に頂くのが本場流。不思議と、焼いてもチーズが溶けることはないそうです。
また、あるレストランでは、クリームチーズにバラ水とシナモンを利かせて薄皮に包んであげたブレキというデザートを頂きました。濃厚なチーズにシナモンがいいアクセントでとても美味でした。

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2011年3月25日 (金)

人類最果ての村プエルト・ウイリアムスを訪ねて(パタゴニア・チリ)

Beaglecannelcruse  先日、「謎のイースター島、世界最南端の村とパタゴニア物語 15日間」の添乗より帰国しました。南米チリのイースター島とアルゼンチンを含む南部パタゴニア、さらに日本人はもちろん世界的にもまだまだ未知の土地である、世界最南端の村プエルト・ウイリアムスにまで足を伸ばす冒険心溢れるツアーとなりました。せっかくですから、今回はこのプエルト・ウイリアムスにまつわるいくつかのお話しを紹介したいと思います。

あらゆる情報が溢れているインターネットでも、このプエルト・ウイリアムスに関する日本語の情報はほとんどありません。わずかな個人旅行者の旅行記のようなものが、いくつか見つかるだけなのです。プエルト・ウイリアムスは、南米チリの最南端、ホーン岬のすぐ北にあるナバリノ島唯一の村です。ホーン岬は大西洋と太平洋の境界となり、南米大陸と南極大陸を隔てる荒海ドレーク海峡に面することを考えれば、どれほどの辺境かはいくばくかご想像頂けるでしょう。

さて、プエルト・ウイリアムスがあるこのナバリノ島へは、そう簡単には辿り着くことはできません。一般的に「世界最南端の町」として有名なアルゼンチンのウシュアイアという町へは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからひとっ飛びですが、この真の世界最南端の村への旅はそれほど容易くはないのです。ナバリノ島への定期便は無く、夏期のみDAP AIRという小さな航空会社が18人乗りのセスナを不定期に飛ばしているのみ。私の友人が数年前に訪れた時は、チリ南部の中心都市近くの港を歩き回り、何とか見つけた貨物船に乗せてもらいようやく辿り着いたそうです。

Dapair_2 写真をご覧下さい! この何とも冒険心を掻き立てるセスナのサイズとフォルム。夜中に、マゼラン海峡に面する港町プンタ・アレーナスの飛行場から搭乗したこのセスナは、ジェット機と比べるとほとんど助走もせずにふわりとパタゴニアの漆黒の空へと飛び立ちました。

翌朝、プエルト・ウイリアムスの観光が始まりました。2泊3日の滞在は暇するどころか盛りだくさん。先住民文化と貴重な植生の関連が語られるオモラ民族植物園、お天気に恵まれ多くのペンギンやアザラシを見ることができたビーグル水道クルーズ、この地域独特の南極ブナがあたかも屋久島のように生い茂るバンデラの丘へのハイキングなど、どれも思い出に残る素晴らしいものでしたが、ここでは最も記憶に残るエピソードを一つだけご紹介したいと思います。

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2011年3月24日 (木)

キリグア遺跡のお話(グアテマラ)

 先日、「グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルとメキシコの世界遺産」のツアーより帰国致しました。
Quirigua このツアーは、10日間で中米の4カ国を巡ります。旧市街を歩いたり、マヤ遺跡をご覧頂いたりと盛りだくさんの内容となっています。
本日は、その中からグアテマラにあるキリグア遺跡についてご紹介します。
キリグア遺跡へは、バスを降りて林道を進んでいきます。それまで太陽の光が降り注いでいたのが、緑のトンネルの下を通ると心地よい風が頬をなで、すっと汗が引きました。そんな緑のトンネルを抜けると、いよいよ緑の絨毯の大広場が出迎えてくれます。キリグア遺跡の見所はなんと言っても、沢山の石碑。高さが10メートルもありそうな石碑が緑の絨毯の上にポコポコと笠をかぶった様な形で立っています。石碑に刻まれているマヤ文字は、その独特なかわいらしい形が魅力的です。

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2011年3月23日 (水)

西アフリカ 過去~現在~未来

先日、「ガーナ、トーゴ、ベナン周遊と伝統の祭典」より帰国致しました。
西アフリカといえば、まだまだ発展途上の国々といったイメージが強く残っているかと思いますが、現在では、ガーナの首都アクラをはじめ、高層ビルも立ち並ぶほど発展しています。西アフリカ諸国は建国50数年という、まだまだ若い国々が多いですが、この国には忘れてはならない歴史が残っています。
001 多くの方がご存知の通り、西アフリカはかつて黄金海岸や象牙海岸といった名前で呼ばれていた地域がありました。その名の通り、それぞれからヨーロッパ諸国が象牙や黄金を運び出したことが由来となっています。そして、16世紀~19世紀にかけて、この地を舞台に大規模な交易が行われました。その交易とは奴隷貿易です。
この度のツアーでも、奴隷貿易に関係がある地を数多く訪れました。その中ではご紹介させて頂くのが、ギニア湾に面する、現在ではまるでリゾート地のような雰囲気があるケープコーストとエルミナです。
かつて、このギニア沿岸には数百もの要塞が築かれていました。その多くが遠いヨーロッパで繰り広げられる争いに巻き込まれ、主が度々変わりながらも、約400年間にも及ぶ三角貿易の舞台となりました。現在では、その数百全ての要塞は残っていませんが、現存する多くは世界遺産にも登録されています。

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2011年3月22日 (火)

ベトナム美食紀行(ベトナム)

Riceblogtemplate先日、「躍動の国、ベトナム周遊 11日間」の添乗より帰国いたしました。「海の桂林」と称されるベトナムの景勝地ハロン湾をはじめとして、チャンパ王国の聖地ミーソン遺跡、2世紀から中継地として発展し、日本人町も形成された古都ホイアン、ベトナム最大の穀倉地帯メコンデルタなど、ベトナムには多くの見どころがあります。
毎日、見どころが目白押しのベトナムですが、私のもう一つのお勧めは、ベトナム料理。本日は、美味しいベトナム料理の数々をご紹介いたしましょう。

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2011年3月18日 (金)

愛らしい村々と、愛にあふれたポルトガル王家

 「ポルトガル探訪 13日間」の添乗より帰国しました。南のアルガルヴェ地方からアレンテージョ地方、中部や北部のミーニョ地方に至るポルトガルの魅力をご案内させて頂きました。

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なかなか足を運ぶ事のない小さな村への訪問そして、自由散策のお時間は、お客様にも好評頂きました。とても印象に残った小村が2つあります。沈黙の音がする孤高の村「モンサラーシュ」と岩山の上に築かれた鷲の巣と呼ばれる「マルヴァオン」です。

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1時間もあれば、村を散策することが出来るくらい小さくて可愛らしい村には、ゆったりとした時間が流れていました。自由時間に散歩をしていると、穏やかな表情のおじいちゃんやおばあちゃんとすれ違い、「ボン・ディア(おはよう)」と挨拶を交わします。ポルトガルはキリスト教徒の国で、国民の大部分がカトリック教徒です。敬虔なるこの国には、どんなに小さな村でも必ず立派な教会があります。そしてもう1つ立派なのは、お城の跡です。イスラム教徒との戦いや、レコンキスタ(国土回復運動)、他民族との戦い等、歴史を感じる事の出来るものでした。お城に上って見渡す小村の景色は、思わず「わぁ」っと声がもれてしまう程の美しさ。怒涛の歴史を経て残った、中世時代の素朴な雰囲気はこれからも失われることなく、保たれ続けてほしいと思いました。

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2011年3月17日 (木)

スリランカの影の主役?つぶらな瞳のスリランカ象

スリランカ、コロンボのペラヘラ祭先日「スリランカ大周遊 10日間」の添乗に行ってまいりました。
今回は、1年に一度のペラヘラ祭の見学もあり、歴史あり文化あり自然ありのスリランカの旅に、いっそうの楽しみを添えてくれました。

ペラヘラ祭は、歴史的には仏舎利を祀る古都キャンディのお祭で、仏舎利を人々にお披露目する行列(ペラヘラ)です。
行列にはキャンディの伝統舞踊を見せるダンサー達や僧侶、かつての宮廷衣装の人々、像たちが続きます。
このキャンディのペラヘラ祭は、近年スリランカの色々な町で開催されていて、今回私達が見学したのは、スリランカの中心都市コロンボのものでした。

スリランカ、コロンボのペラヘラ祭 キャンディではお釈迦様の犬歯を仏舎利として祀っていますが、コロンボやその他のペラヘラには仏舎利はありません。
それでも、毎年多くの人々が見学にやってくるのは、敬虔な上座部仏教徒が多いスリランカの国民性だけではなく、ペラヘラ祭自体の、純粋な楽しさによるものだと思います。

楽団や時にアクロバティックなダンサーが見せる「動」の部分はもちろんですが、ペラヘラ祭にはたくさんの象が登場します。
ご本尊を運ぶ真っ白な衣装の象をはじめ、行列の途中途中、ダンサー達の間に、煌びやかな衣装をまとった象が何度も何度も通り過ぎ、その仕草や衣装を飽きずにずっと見てしまいました。

スリランカの象は、アフリカ象に比べると体や耳が小さく、雌には牙がなく、目がつぶら(あまり視力はよくないそう)なのが特徴です。
象牙のために乱獲され、一時大幅に数を減らしましたが、懸命な保護により、今ではこうやってたくさんのスリランカ象たちが元気にお祭に参加できるようになりました。

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2011年3月16日 (水)

日本とはまったくの別世界。驚愕の世界に生きる人々(南エチオピア)

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先日、「南エチオピア秘境縦断~驚異の民族に出会う旅~ 10日間」の添乗より戻りました。エチオピアはエチオピアの大地を南北に貫く裂け目で人類は誕生した言われる人類発祥の地。数々の民族が今でも昔ながらの生活を守りながら生きています。今回のツアーではエチオピアの中でも少数民族多くすむ南エチオピアの大地を4WDで走りながら様々な民族に出会う旅となりました。
エチオピアの少数民族は今でも昔と変わりない姿で生活しています。昔からの彼らの価値観で生きる姿は我々にとってある意味衝撃的。ムルシ族の女性はリッププレートというお皿を下唇にはめ、そのお皿が大きければ大きいほど美しいとされています。また、カロ族の人々は男女共に唇に釘をさし、体中にペイントを施しています。近代化の波が押し寄せ、彼らの意識も変わりつつある中で、昔ながらの衣装を身に纏い生活する姿は私達に今まで見たことのない世界を見せてくれます。

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2011年3月15日 (火)

発見100周年の記念年、マチュピチュ遺跡へ(ペルー)

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「一生に一度は行きたい世界遺産」ナンバー1の呼び声高いペルーの「マチュピチュ遺跡」が発見されてから今年で100周年、そんな記念年を迎えたマチュピチュ遺跡とペルーのを訪れてきました。

マチュピチュ遺跡を発見したアメリカ人ハイラム・ビンガム、彼は歴史学者・探検家でありインカ帝国の伝説の都市「ビルカバンバ」を追ってこの地を訪れました。ビルカバンバの名は古くから幻の黄金郷として伝えられるものの、征服者スペイン人も見つけることができずその存在は長らく謎とされていました。文字を持たないインカには古文書の類もなく外国人がその秘密を知るのは容易ではありません。しかしペルー人のガイドによれば、地元の人々はずっと、先祖代々その秘密を口伝えで父から子へと伝えて外国人から守ってきたのだそうです。やがて1911年、ビンガムは彼にとってはわずかな小銭で原住民の少年にこの幻の都へと案内させることに成功しました。彼が当初ビルカバンバだと驚喜したこの遺跡は後にそうではないことが判明しましたが、その後、ベストセラーとなった彼の著書やナショナル・ジオグラフィック誌の特集により「空中都市マチュピチュ」の名は世界に知れ渡ることになったのです。ビンガム自身もその服装が映画「インディ・ジョーンズ」主人公の考古学者のモデルになったことでも有名です。

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2011年3月14日 (月)

ジンポー族最大のお祭り「目脳節」

Photo_2 先日、「雲南・ミャンマー国境越え9日間」より帰国致しました。通常のミャンマーや雲南省のコースでは訪れることのない、“援蒋ルート”(日中戦争において、米・英・ソ連が蒋介石率いる国民党に物資を援助するための輸送路のこと)をミャンマー北部のシャン州から中国の雲南省へ進みながら、国境付近に暮らす少数民族の村々を訪ねる内容となっています。

まず、ミャンマー側ではシャン族の村を訪れました。私たちが訪問した村は、比較的街から近いところにある村ですが、男性は水牛を使って畑を耕したり、女性は軒先で葉巻を作ったり、食事の支度をするなど、のんびりとした時間が流れていました。

また、ティーボーの街から車で1時間ほど離れた山里には、パラウン族の集落があります。どこの村の少数民族も、日常的に民族衣装を着ている方は少なくなってきていますが、ここでは、年配の女性を中心にお手製の衣装に銀飾りを身につけている姿を見ることができました。家は高床式になっており、1階部分では水牛などの家畜を飼い、2階が住居という伝統的なスタイルが守られています。ラーショの街では、パラウン族の女性が自分たちが暮らす山奥から、市場で売るための薪を籠いっぱいに担いでやってきていました。彼らは独自の言葉を持っているので、私たちのガイドが話すミャンマー語も通じません。市場で品物を売買するときは、身振り手振りでやり取りをし、貴重な現金収入を得るのだそうです。

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2011年3月11日 (金)

アンボセリからキリマンジャロを望む(アフリカ)

先日、タンザニア・ハイライトとキリマンジャロ9日間から帰国しました。赤道直下とは言え、比較的標高が高いため非常に過ごしやすい気候でした。
002 ツアーのタイトルにも入っているアフリカ最高峰キリマンジャロ山。標高5,895mの富士山のような独立峰で麓からの高度差が4,600mあり、この差は世界最高です。エベレストも高いですが、周辺が山に囲まれているため周囲との高度差ではキリマンジャロ山に敵いません。キリマンジャロが位置するのはタンザニアですが、キリマンジャロが最も美しく見えるのは、ケニア側のアンボセリ国立公園からと言われています。今回、私達は、アンボセリ国立公園に宿泊し、見事なキリマンジャロの雄姿を望むことができました!
サファリをしながらロッジに到着したのは、夕刻。この日は生憎、キリマンジャロには雲がかかり、存在する方向が分かるものの山裾をうっすらとしか見られず仕舞いでした。ロッジでの夕食の際、皆様「キリマンジャロはどの方角にあるのか?」などと話題にし、翌日の朝に備え、早々にレストランを後にしました。夜、空を見上げると、東京では見ることのできない数の星が空を埋め尽くしていました。多少ロッジの電気があったのも邪魔にならないほど、よく見ることができました。翌日へのキリマンジャロとのご対面に期待が膨らみます。

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2011年3月10日 (木)

エコツーリズム発祥の地・コスタリカ

Monteverde この度、コスタリカより帰国しました。コスタリカは北米と南米の間に位置し、面積は四国と九州を合わせたほどの小さな国です。太平洋とカリブ海に面し、国土の中央部を現在も活動中の火山帯が占める変化に富んだ地形です。赤道が近いという事もあり、温かい国というイメージが強いと思いますが、良質のコーヒーが取れる標高2000ほどの爽やかな高原の地域もあれば、年間降雨量が8000mmを越える熱帯の地域まであり、地域毎に違う気候が楽しめるのが特徴です。ツアーのお客様も、今日はトレーナーを着て防寒対策、明日は半袖でスコールに備えてカッパを準備と、大忙しでした。

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2011年3月 9日 (水)

おなかも心もヘルシーな南インドの旅!

Backwatercruise1blog

この度「 南インド大周遊12日間」のツアーより帰国いたしました。
南インドというと何か物凄い秘境を想像されるかもしれません。しかし、最近IT産業で有名なバンガロールは南インドに

Backwatercruise2blog

あります。今はチェンナイと呼ばれるマドラス、黄金の都と呼ばれたゴアなど、一度は耳にしたことがあるインドの都市も南インドにあります。
ハンピやバーダーミなどの遺跡、海のシルクロード要衝コチ

Backwatercruise3blog

ンなど魅力満載の南インドですが、南インドの旅の魅力はまずはバックウォータークルーズ。ケララ州のトタパリからアレッピーまでのどかな水郷地帯をのんびりと進みます。両岸に人々の生活が伺え、船頭はすれ違う船や岸の人々と世間話をする、そんなのんびりとした船旅です。船の上で横になりながら過ごす24時間、優雅なひと時です。

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2011年3月 8日 (火)

砂漠のオアシス?ヨルダンで野菜生活

Vegi

「薔薇色のペトラと巨大遺跡パルミラを訪ねる旅9日間」の添乗に行ってきました。旅行といいますと、よく野菜摂取不足になるのではと悩んでしまう方もいるのかもしれませんが、シリア・ヨルダンのツアーでは、毎日が野菜生活でした。
雨が降らず砂漠のイメージが強い国ですが、新鮮で豊かな野菜が毎食提供されます。砂漠の国の新鮮生野菜の不思議。今回はヨルダンの野菜についての小噺を少々・・・。

ツアーの移動中、ヨルダン国内で野菜をたくさん積載したトラックを見かける場所がありました。それは世界でも有名な場所。海抜マイナス400mで冬でも温暖な気候である死海周辺。ヨルダンの首都アンマンから死海へ向かう道路で、トラックの荷台いっぱいに積まれた真っ赤なトマトがアンマンに向けって行く光景を見かけました。ときにはなんとバナナも!大量に詰まれた野菜の豊富さには驚かされました。特にトマトはヨルダンの人は毎日かかさず食べるくらいで、生トマトからヨルダンの国王様も大好きなたまねぎ、にんにく、羊肉をオリーブオイルで炒めたものにトマトペーストを絡めた料理などもあります。

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2011年3月 7日 (月)

「最果て」で浪漫を感じる!ウシュアイア(アルゼンチン)

005 先日、「南米のスイス、バリローチェとパタゴニア大周遊」のツアーへ行ってまいりました。チリとアルゼンチンに跨るアンデスの麓に広がるパタゴニア地方を廻るツアーです。
チリの国土は南北に細長く、その距離約4,600kmにも及びます。赤道に近い北部にはアタカマ砂漠があり年間を通じてほとんど雨が降らない地域がある一方で、我々が訪れたパタゴニアは南緯40度以南にあり氷河やフィヨルドを形成しています。南北に長いということで様々な気候区分が存在する国です。
またアルゼンチンは日本から一番遠い距離に位置しており、地球の裏側にあたります。この地域に住んでいる人々にとっては、日本が最果てになるわけです。

今回はパタゴニア地方の中でも最南端の都市として名高いウシュアイアにスポットを当てて004 みましょう。
この街はチリとアルゼンチンがほぼ半分に共有しているフエゴ島に位置しています。フエゴ島というのはフェルディナンド・マゼラン率いる艦隊が発見したマゼラン海峡によって南米大陸と隔てられた九州より一回り大きい島。そのフエゴ島の最南端に位置しているのがウシュアイアです。

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2011年3月 4日 (金)

今世紀最大の建造物!!パナマ運河に魅せられて~

 先日、「中米7ヶ国バス大縦断19日間」より帰国致しました。ツアーでは、19日間でベリーズ~グアテマラ~ホンジュラス~エルサルバドル~ニカラグア~コスタリカ~パナマとバスで約4000KM走破します。空路でさっと移動するのも良いですが、道中バスの車窓から、移り変わる景色を眺めながら陸路で移動するのは、情緒もあり、やはり良いものです。 
今回は7ヶ国の中でも、私個人的にもお薦めしたい国であり、あと3年後には、第2の運河完成により、更に脚光を浴びるであろうパナマの「パナマ運河クルーズ」にスポットを当て、ご紹介したいと思います。世界には数多くの運河があり、ツアーの中にも運河クルーズを楽しめるものは多数あるとは思いますが、ここまで終始目が離せず、興奮するクルーズは他に類をみないのではと思う程です。      
001 まずは、ざっとっパナマ運河の概要をご案内致します。パナマ運河は、元々はフランスの会社が着工し始めたのですが、経営難の為行き詰まり、アメリカがその後引き継いで1902年から約12年後の1914年に運河を完成させたのです。アメリカ支援の元に運河は完成したこともあり、当時は運河の一部はアメリカのものでしたが、2000年より完全に運河はパナマのものとなりました。たった12年間で運河を仕上げたとは言え、莫大な建設費、そして、多くの人々の尽力がかけられた偉大なる建造物なのです。
では、「パナマ運河クルーズ」についてお話させて頂きます。
パナマ運河自体は、太平洋側のパナマシティから大西洋側のコロンまでを結ぶ全長約80kmですが、クルーズツアーでは、その一部のバルボア港より出港して2つの閘門を通過し、ガンボア港までとなります。

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2011年3月 3日 (木)

モロッコの自然の恵みを満喫

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先日、「モロッコ大周遊と幻想のサハラ砂漠14日間」より帰国致しました。このツアーではフェズやマラケシュなどの大都市だけではなく、北部のスペイン・ポルトガルの影響が色濃く残るショウエンやテトゥアンの街も訪れ、ジブラルタル海峡に面した港町、タンジェでは海峡の向こうにスペインがきれいに見え、歓声があがりました。今回は雨季にも関わらず、観光中に雨に降られることは1度もなく、モロッコの自然の豊かさを肌に感じることができる素晴らしい旅になりました。 まず、モロッコに到着すると、スイセンやキンセンカなどの野花が咲き乱れ、のどかな風景が広がりました。この時期ならでの見どころは何と言っても花でしょう。薄ピンク色の桜を思わせるようなアーモンドの花もあちこちで見られ、遺跡を彩ります。日本より一足先にアーモンドの木の下でお花見を楽しみました。又、モロッコの自然で忘れてはならないのが、アトラス山脈です。先週の雨は山脈では雪となり、フェズの街からは真っ白のアトラス山脈が見えました。いよいよ、アトラス山脈越えの日。アトラス山脈と言えば、アトラス杉。王宮やモスク、霊廟、家具などに使われる高級木材です。お天気にも恵まれたため、そのアトラス杉の林をバスを降りて散歩しました雪化粧をした。林の中はとても空気が澄んでいて、深呼吸すると心まできれいになりそうです。5分ほどの予定が気づけば20分、アトラス杉林を満喫していました。ですが、長いバス移動の疲れもここでリフレッシュできました。

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2011年3月 2日 (水)

ペリト・モレノ氷河の上を歩く(アルゼンチン・パタゴニア)

001 パタゴニアより帰国いたしました。今回は天候にも恵まれ、南米最高峰のアコンカグア山や、チリのパイネ国立公園のハイキング中に綺麗なパイネの角も望むことができました。その中でも、パタゴニア地方のハイライトでもあるペリト・モレノ氷河での氷上トレッキングをご紹介したいと思います。
 氷上トレッキングが入っているツアーもなかなか少なく、皆さまも大変楽しみにしていた様子でした。まずは船に乗り、リコ湾を渡って向こう岸へ。船を下りて少し歩くと小屋があり、そこで不要な荷物を預けます。氷の上は意外ととがっているのでバランスを崩したら大変!なるべく身軽でいることがいいとガイドさん。まだ氷河は見えないけど?と思いますが、まずはその氷河を目指してジャングルウォーキング、だんだんと迫ってくる氷河の大きさは圧巻!と思っていると、ガイドさんがあっち!と指さす方向をみると、轟音と共に氷河が目の前で崩落!写真を取る間もありませんが、ここは自分の目でみてその瞬間を逃さない方がいいところです。

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2011年3月 1日 (火)

【共通テーマデー】両親に贈りたい旅

Safranbol

もしも両親を海外旅行へ招待するのなら、トルコの可愛らしい街サフランボル、まだあまり知られていない地中海に浮かぶケコワ島に連れて行きたい。

旅は、アンカラより北、オスマントルコ時代の街並みが広がるサフランボルから始めよう。サフランボルは街全体が世界遺産にも登録されるくらい、伝統的なトルコ独特の木造家屋が建ち並ぶ美しい街。街はこじんまりとしているため、散策には1日あれば充分。まずは、街全体が見渡せるフドュルルックの丘へ行く。丘からの街並みに心を奪われ、旅の期待を膨らませる。街全体を眺めたあとは、実際に旧市街を散策。石畳みの狭い路地が入り組む街は、どこか違うヨーロッパの田舎町に迷い込んだよう。ここがトルコとは、一瞬忘れてしまうくらい。散策中、いい匂いが漂ってきたと思ったら、パン屋さんを発見。ちょっと味見にと、つまみ食いがてら歩く。さらに進んで行くと、沢山のお土産物屋さんが建ち並ぶ通りへ出る。トルコの名物お菓子“ロクム”をはじめ、サフランボルならではの木造家屋のミニチュアの置き物など、私と母の買い物心をくすぐる。買い物に興味のない父でも、所狭しに織り物や刺繍などの民芸品などが並んでいる様は、父の目も楽しませてくれるだろう。
一日歩き、疲れが出てきた頃には、今夜の宿泊ホテルへ向かう。サフランボルのホテルは、民家を改築したホテル。設備は大型ホテルなどと比べると不便な面も多いが、雰囲気が楽しめるのでお勧め。父母も、きっと気に入ってくれるはず。

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