2011年3月11日 (金)

アンボセリからキリマンジャロを望む(アフリカ)

先日、タンザニア・ハイライトとキリマンジャロ9日間から帰国しました。赤道直下とは言え、比較的標高が高いため非常に過ごしやすい気候でした。
002 ツアーのタイトルにも入っているアフリカ最高峰キリマンジャロ山。標高5,895mの富士山のような独立峰で麓からの高度差が4,600mあり、この差は世界最高です。エベレストも高いですが、周辺が山に囲まれているため周囲との高度差ではキリマンジャロ山に敵いません。キリマンジャロが位置するのはタンザニアですが、キリマンジャロが最も美しく見えるのは、ケニア側のアンボセリ国立公園からと言われています。今回、私達は、アンボセリ国立公園に宿泊し、見事なキリマンジャロの雄姿を望むことができました!
サファリをしながらロッジに到着したのは、夕刻。この日は生憎、キリマンジャロには雲がかかり、存在する方向が分かるものの山裾をうっすらとしか見られず仕舞いでした。ロッジでの夕食の際、皆様「キリマンジャロはどの方角にあるのか?」などと話題にし、翌日の朝に備え、早々にレストランを後にしました。夜、空を見上げると、東京では見ることのできない数の星が空を埋め尽くしていました。多少ロッジの電気があったのも邪魔にならないほど、よく見ることができました。翌日へのキリマンジャロとのご対面に期待が膨らみます。

気温が上がる前の朝が山のよく見える時間であることは、赤道付近でも変わりありません。朝、6時の日の出少し前にモーニングノックに出ると、ほとんどの方が部屋にはいらっしゃいませんでした。目が慣れてきて、周囲を見渡すとお客様がキリマンジャロの方向に向けてカメラを構えていらっしゃいました。序所に日の出が近づき山の稜線が現れてくると、周囲で「キリマンジャロだ!」と静かな歓声が聞こえてきました。私もその姿にしばしうっとり。30分もするとすっかり日も昇り、「朝のキリマンジャロショー」が終了しました。キリマンジャロは恥ずかしがりやで、なかなか頂上にすっきり雲がない状態を見ることができないのですが、この日は特別。頂上の雪まで確認できるほどきれいに見ることができたので、皆様、朝食を食べる時間を惜しんで、写真に納めたり、目に焼き付けたりとキリマンジャロに目が釘付けでした。001 
朝食の後は、昨日に引き続き、キリマンジャロを背景にサファリを楽しみました。皆様、「象とキリマンジャロ」、「シマウマとキリマンジャロ」といった具合に次々と山を背景とした写真を撮り、満足げでした。その後私たちは、ケニアを後にタンザニアへと向かいました。若干、サファリの時間をオーバーしたため、ランチの時間が遅くなってしまいましたが、心豊かに次の目的地ンゴロンゴロ自然公園へと向かいました。
幸先のいいスタートを切り、その上、幸運にも、ツアー中にビッグ5と言われる象・サイ・ライオン・ヒョウ・バッファローは全て見ることができました。
(大久保)

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