2011年3月16日 (水)

日本とはまったくの別世界。驚愕の世界に生きる人々(南エチオピア)

Baby

先日、「南エチオピア秘境縦断~驚異の民族に出会う旅~ 10日間」の添乗より戻りました。エチオピアはエチオピアの大地を南北に貫く裂け目で人類は誕生した言われる人類発祥の地。数々の民族が今でも昔ながらの生活を守りながら生きています。今回のツアーではエチオピアの中でも少数民族多くすむ南エチオピアの大地を4WDで走りながら様々な民族に出会う旅となりました。
エチオピアの少数民族は今でも昔と変わりない姿で生活しています。昔からの彼らの価値観で生きる姿は我々にとってある意味衝撃的。ムルシ族の女性はリッププレートというお皿を下唇にはめ、そのお皿が大きければ大きいほど美しいとされています。また、カロ族の人々は男女共に唇に釘をさし、体中にペイントを施しています。近代化の波が押し寄せ、彼らの意識も変わりつつある中で、昔ながらの衣装を身に纏い生活する姿は私達に今まで見たことのない世界を見せてくれます。

Hamaru_5

その中でも今回はハマル族について紹介したいと思います。ハマル族はこの南エチオピアの少数民族の中でも最大規模の人口を持つ民族。女性は赤土とバターを混ぜたものでドレットヘアーを固め、色とりどりのビーズで飾られた牛皮のスカートをはいています。ハマル族の女性は特にお洒落。私達から見ても素敵と思うようなカラフルなアクセサリーを身につけています。女性の首に巻かれるネックレスには意味があり、未婚の女性はビーズの可愛らしいネックレス、第一婦人には突起のついた金属のネックレス、その他の既婚者には突起のない金属のネックレスとすぐにわかるようになっています。体に蚯蚓腫れのような傷があるのは、針のような植物で模様を入れているからです。そんなハマル族は成人の儀式も有名で、男性は牛の上を飛び歩くジャンピングブル、女性はムチで打たれます。ハマル族の村を訪れると、女性達が陽気なダンスを披露してくれ、暖かく迎えてくれます。泥土と藁でできた家庭にも招いてくれ、彼らの原始的な暮らしを垣間見ました。ハマル族は何と言っても美人が多い。小さな顔に長く細い手足でスタイルも抜群。どこに行っても人々に囲まれ、まるで有名人になったような気分になります。

Market_2

トゥルミでは村の人々が集まるハマル族のマーケットを散策。人々の生活の糧となる穀物や野菜、民族衣装や民芸品なども売っています。大きなマーケットはここにしかないので、何キロもあるいて訪れる村人もいるそうです。
南エチオピアは少数民族の宝庫。私たちの生活とはまったく違う世界で生きる人々の姿を目の当たりにし、驚きの毎日。自分たちの持っている常識を覆すような新しい世界を見せてくれることは間違いありません。(上野)

エチオピアのツアーはこちら

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