2011年3月17日 (木)

スリランカの影の主役?つぶらな瞳のスリランカ象

スリランカ、コロンボのペラヘラ祭先日「スリランカ大周遊 10日間」の添乗に行ってまいりました。
今回は、1年に一度のペラヘラ祭の見学もあり、歴史あり文化あり自然ありのスリランカの旅に、いっそうの楽しみを添えてくれました。

ペラヘラ祭は、歴史的には仏舎利を祀る古都キャンディのお祭で、仏舎利を人々にお披露目する行列(ペラヘラ)です。
行列にはキャンディの伝統舞踊を見せるダンサー達や僧侶、かつての宮廷衣装の人々、像たちが続きます。
このキャンディのペラヘラ祭は、近年スリランカの色々な町で開催されていて、今回私達が見学したのは、スリランカの中心都市コロンボのものでした。

スリランカ、コロンボのペラヘラ祭 キャンディではお釈迦様の犬歯を仏舎利として祀っていますが、コロンボやその他のペラヘラには仏舎利はありません。
それでも、毎年多くの人々が見学にやってくるのは、敬虔な上座部仏教徒が多いスリランカの国民性だけではなく、ペラヘラ祭自体の、純粋な楽しさによるものだと思います。

楽団や時にアクロバティックなダンサーが見せる「動」の部分はもちろんですが、ペラヘラ祭にはたくさんの象が登場します。
ご本尊を運ぶ真っ白な衣装の象をはじめ、行列の途中途中、ダンサー達の間に、煌びやかな衣装をまとった象が何度も何度も通り過ぎ、その仕草や衣装を飽きずにずっと見てしまいました。

スリランカの象は、アフリカ象に比べると体や耳が小さく、雌には牙がなく、目がつぶら(あまり視力はよくないそう)なのが特徴です。
象牙のために乱獲され、一時大幅に数を減らしましたが、懸命な保護により、今ではこうやってたくさんのスリランカ象たちが元気にお祭に参加できるようになりました。

ピンナウェラ象孤児院の象たち

コロンボからキャンディへ向かう道の途中に、野生で生活できなくなってしまったスリランカ象を保護・飼育する、象の孤児院があります。
ここで飼育されている象たちは、1日2回近くの川で集団水浴びをするのですが、その可愛らしい姿には、時を忘れて見とれてしまいます。

ここを訪れたのはペラヘラ祭の日の朝だったのですが、コロンボから向かう道すがら、ちょうど象を載せたトラックとすれ違いました。
どうやらペラヘラ祭の象の中にはこのピンナウェラ象孤児院出身の象も少なくないようです。
(蛇足ですが、このピンナウェラ出身のマリーちゃんが、徳島県のとくしま動物園に暮らしています)

野生の象に遭遇!象の孤児院、というからには、スリランカのジャングルには野生の象が生息しているのです。
人前に姿を見せることは稀なのですが、最近では人間の生活域が広がったこともあり、畑を荒らしてトラブルになることもあるようです。
とはいえ、こちらから危害を加えない限り、気性の穏やかな象たち。できたら野生の象に出会いたい…と思いながらジャングルを移動していくと、ドライバーが急ブレーキを踏み、「象だ!」と知らせてくれました。
近くの藪の中には野生の雌象。
お昼寝中だったお客様がカメラを構えるまで、悠々と待っていてくれました。

偶然な出会いを獲得する力=セレンディピティという言葉は、セレンディーブというスリランカの昔の名前に由来していたのだ、ということを思い出したひと時です。

スリランカの猿スリランカの野生動物は高原地帯に行けばサンバー(鹿)や豹もいますが、比較的各地で目にすることができるものに、野生の猿がいます。

スリランカの野生の猿3種類のうち、写真の左側の猿(ニホンザルみたいな風貌)と右側の顔の黒い猿とがいます。
ニホンザルに似た猿は山にも平地にもいて、観光地ではダンブッラ石窟寺院のあたりにもいました。
右の猿はアヌラーダプラで見たものです。
こちらの方がちょっと珍しいようです。
(山岸)

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