2011年3月10日 (木)

エコツーリズム発祥の地・コスタリカ

Monteverde この度、コスタリカより帰国しました。コスタリカは北米と南米の間に位置し、面積は四国と九州を合わせたほどの小さな国です。太平洋とカリブ海に面し、国土の中央部を現在も活動中の火山帯が占める変化に富んだ地形です。赤道が近いという事もあり、温かい国というイメージが強いと思いますが、良質のコーヒーが取れる標高2000ほどの爽やかな高原の地域もあれば、年間降雨量が8000mmを越える熱帯の地域まであり、地域毎に違う気候が楽しめるのが特徴です。ツアーのお客様も、今日はトレーナーを着て防寒対策、明日は半袖でスコールに備えてカッパを準備と、大忙しでした。

日本ではまだ馴染みの薄いコスタリカですが、実はエコツーリズムを促進している国として世界的に有名なのです。エコツーリズムとは、世界の人々に自然の素晴らしさ、その中で生きる動植物について学ぶ機会を与えると同時に、入場料などを自然保護に当てるという自然保護と観光を結びつけたものです。そのエコツーリズム発祥の地と言われるのが、モンテベルデ国立公園。モンテベルデは雲や霧に覆われることが多く、木にはコケ、シダ、着生植物がビッシリと覆い鬱蒼とした熱帯雲霧林と呼ばれる独特の生態系の森です。今年のツアーではコスタリカで唯一の日本人ナチュラリストの下村さんにモンテベルデの森を案内してもらっています。現在でさえ、コスタリカで活躍する日本人はまだ数えるほどです。そんな中、下村さんは1990年に当時名前さえ聞いたことが無かったコスタリカを訪問し、色鮮やかな美しい生き物たち、快適な自然、暖かい人々に魅せられ、移住してこられました。それ以来、コスタリカの人々と一緒に世界中の人にコスタリカを紹介されています。
森の中をただ歩くのとは違い、ひとつひとつの珍しい動物や植物を詳しく説明してくださったので、森の中で暮らす生き物の生態系や、生き物の役割や重要性などを知る事ができ、自然の大切さを改めて感じました。
たった数日の滞在でしたが、日本では目にする事もない沢山の珍しい動物や植物に出会いました。ここで、コスタリカの森で暮らす動物の一部をご紹介します。

「ナマケモノ」・・・木の上でのんびりと暮らすナマケモノは食事をする時も、移動する時も、Namakemono_2 とにかくゆっくり動くのが特徴。でもひとつだけ、素早い動きをする時があります。それは、「体を掻く時」だそうです。私達もそれを確かめようとじーっとナマケモノを見つめていると、確かに素早く爪を動かしてカリカリカリッ…と背中を掻いていました。

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「ブルージーンズ」・・・カエルは夜行性が多いけれど、このカエルは昼に活動するんだそう。体は赤く、手と足が青いのでこの名前が付いています。とても小さいこのオシャレさんは湿度の高い森の枯葉の下などにいます。モンテベルデのカエル博物館でも見られますが、ぜひ、ぴょんぴょんと飛び跳ねる野生のブルージーンズを見つけて下さい。

「ケツァール」・・・手塚治虫さんの漫画「火の鳥」のモデルにもなったといわれる鳥です。鮮やかで美しい緑色の羽とお腹が赤いのが特徴です。古代マヤでは神聖な鳥とされ、この羽根を身に付ける事は最高位の聖職者と王だけに許された特権でした。光の加減でキラキラと輝くその尾羽を眺めていQuetzal るだけで時間が経つのも忘れてしまいます。自然がどんどんと破壊されてゆく現在では、ケツァールが棲める森が減ってしまっているそうで、幻の鳥と言われています。
ちなみにこの写真の回りに黒く写っているのは双眼鏡の淵です。双眼鏡にカメラをくっつけ て撮る撮影方法を現地のガイドさんに教えてもらいました。慣れるまでは難しいですが、遠くの生き物を撮影したい時には便利です。
言葉では言い尽くせない魅力満載のコスタリカですが、私が一番気に入ったのは「あえて道路を舗装しない」という所。道路が良くなれば観光客が増え、自然破壊につながると、地元の人々が心配しているそうです。利益や便利さを取るよりも、不便でもいいから自然を守ろうという考えが地元に根付いている事に感動しました。(関根)

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